羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

リエゾン ーこどものこころ診療所ー(8)

リエゾン(8) ーこどものこころ診療所ー (モーニングコミックス)

 

今回のテーマは虐待、母子登校、自殺、複雑な気持ちになりつつも、当事者親子が良い方向に向かうようにと希望があるのは良い。

一件、怪しい一家があったが今後触れるのだろうか。

 

身勝手な虐待としたくないのに思わず手が出てしまう母の対比には胸が苦しくなりました。

虐待は悪いと思っていてもしてしまう苦悩から脱げたしたきっかけは思わぬところにあり、子供も親の事をしっかり見てるのが分かるのはグッときました。

 

母子登校では学校に対応する難しさには種類があるのだなと勉強になります。

必ずしも子供だけに原因があるのではないのだなと。

 

自傷行為をする理由を察することや自殺へ向かっていってしまうのを止めるのは難しいな。

姉妹間での溝、親の愛情差別、負の感情が湧くのが分かるからしんどい。

どういう形で締めるのか次巻が非常に気になります。

 

 

子どもに手を上げてしまう。子どもを見守ることができない。子どものためと言いながら、親はどこから一線を越えるのか。
社会はどうすれば、彼らと繋がることができるのか。児童精神科医が問うのは、親が示すべき愛情の形。
第8巻は「虐待と通告」「母子登校」「希死念慮」の3編を収録。