今回は小説家のパクリ騒動に絡めて、李奈へ謎の脅迫が迫ってくる。
小説家ならば、自分の作品がパクられているのはしんどいし悲しいが、法律に照らすと証明するのが難しいのが現実的で辛い…
李奈への脅迫は意図が見えず、怖いものがありました。ただ、シンデレラの原点という文学的追求にはなるほどと勉強になりました。
複数の軸で展開していくので、中々真相まで辿りつかないが、最後まで読めば納得。さもありなんといった感じだが、李奈はよくぞ気づいたなと。
犯人との対峙は読んでいて、ドキドキしました。
本人の意思とは違う方向に成長しているが、どこに向かうのやら。次巻も楽しみです。
解説にもあったが、李奈にそろそろ作家としての活動をだな…
中堅・グライト出版が大々的に売りだした新人作家REN。刊行した作品が女子中高生を中心に次々ベストセラーになるが、既刊からのパクり問題が浮上しブームは突如として失速。出版界の事件を解決してきた李奈には、被害作家からの相談が寄せられる。自著からの盗作も判明し、頭を悩ませる中、別の難題も抱えていた。「シンデレラの原典を探れ」という不可解なメールが届いたのだ。送り主の意図、そしてその正体は一体……!?