羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4

飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4 (角川スニーカー文庫)

 

完結。寂しいけど、仕方ないか。

1巻ごとにドラマがあり、好きなシリーズでした。

詰め込んでいて、スピーディーな展開をしているのでスッキリするのが良かったです。

今回結城の家族、幼なじみが登場して、結城と小鳥の繋がりの深さを他者の視点から感じ取るというのも良かったです。

結城と小鳥が1巻から初志貫徹な気持ちで、清々しいくらいお似合いの2人なので、入り込む隙間がない。

 

今回、スポットが当たっていた結城の弟・雄斗、幼なじみの大坂も人生の転期を迎えていて、2人の葛藤からの成長には安心しました。

 

結城と小鳥の幸せを祈るばかりです。

 

結城の実家で過ごす冬休み、二人の愛と絆が深まる第4幕。

「年末にアンタの言う太陽系一可愛い彼女連れてきなさいよ」
冬休み初日、母親からの呼び出しに応じ結城の実家へと向かうことになった二人。
緊張した面持ちの小鳥と初対面を果たす快活な母、そして兄とは対照的に家に引きこもりがちな弟。
更には結城祐介のことが好きだと宣言する幼馴染みも現れて!?
愛情、コンプレックス、恋心。結城祐介に向けられた様々な感情に触れつつ清水小鳥は遠地で変わらぬ思いを吐露するーー
「私は結城さんを愛するって、そう決めたんです」
結城祐介を形成してきた過去、そしてこれまで歩んできた軌跡が明かされる。
二人の愛と絆が深まる第4幕。