いやー、良かった。
前巻が悲しめな余韻があったので、どうなるかと思いましたが、収まるところに収まりましたね。
彩葉とヤヒロが分断させられる状況にヤキモキしながらも、しっかり再会する場を盛り立てていたのは流石でした。
まだ、3巻ですが、ヤヒロと彩葉のコンビ感が安定してきましたね。
今回は世界観の深掘りして、登場人物の背景も描いていたら濃密な物語になるよなと。
表紙のベリト姉妹と家族の問題や新キャラ達の顔見せをするだけでなく、問題の解消まで持っていく構成は見事でした。
ヤヒロの忘れていた過去が思い出されたり、力が暴走する中、彩葉がヤヒロを鎮めるのは呆気ない気もするが、これくらい緩い方が良いですね。
ヤヒロのその設定を持ってくるのか笑
また、徐々に明かされていく事実から、今後どうなっていくのか目が離せなくなってきました。
暴かれたヤヒロと珠依の過去! 大殺戮の再現を目論む統合体の狙いとは!?
無名の配信者として活動していた彩葉の動画再生回数が、一夜にして百万回を突破する。その背後には暴露系配信者ヤマドーこと、山瀬道慈の暗躍があった。
山瀬の動画によって、龍の巫女であることを公表されてしまった彩葉は、世界中から身柄を狙われることになる。
これ以上の情報漏洩を防ぐために山瀬の捜索に乗り出すヤヒロだが、逆に連続殺人事件の犯人として、ギルドに拘束されてしまう。
ヤヒロ不在の中、襲撃されるギャルリー日本支部。そして出現したヤヒロの命を狙う新たな不死者たち。
世界を混乱に陥れようとする山瀬の真の目的とは――
廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ新たなる龍と龍殺しの物語、第三巻!