羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

そして誰もゆとらなくなった

そして誰もゆとらなくなった (文春e-book)

 

まさかのオマージュタイトルからして期待していた通り、最高笑えるエッセイでした。

文字通り、身を削って文章を書いている。特に尻。

読んでいて、こんなことある!?の連続だが自分の日常には決して起きて欲しくないことのオンパレードで、朝井リョウ先生はエッセイのために狙っているのかと邪推してしまいます。

 

それはともかく、馬鹿馬鹿しい話を非常にコミカルな文章で無駄に上手く表現しているのが笑いのツボに刺さる。頭を空にして、楽しめるのは魅力です。

全力で馬鹿やるのを眺めるのは良いですね… 

 

これでシリーズ終わりと謳っているが、まだまだ朝井リョウ先生が悶絶する姿を文章で読みたい読者は多いだろう。

文庫化される際に、なんらかの情報が明かされたら良いなと願っています。

 

 

『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。
怒涛の500枚書き下ろし!頭空っぽで楽しめる本の決定版!

修羅!腹痛との戦い
戦慄!催眠術体験
迷惑!十年ぶりのダンスレッスン
他力本願!引っ越しあれこれ
生活習慣病!スイーツ狂の日々
帰れ!北米&南米への旅etc……

一生懸命生きていたら生まれてしまったエピソード全20編を収録。
楽しいだけの読書をしたいあなたに贈る一冊です。