阿津川先生のミステリ、小説に注ぐ情熱や愛情に当てられて、どの作品も読みたくなるような書評の数々に圧倒されました。
知らない作品ばかりでしたが、これでもかと作品の良いところを紹介していたのと、どれだけ作品の意図を汲み取ろうとしている姿勢が感じられました。
阿津川先生の貪欲な読書欲には驚かされました。
ここまで、小説を読み込み書評を書くならば、解説を任されるのは当然かなと思いました。
読書が好きな人、阿津川先生を知っている人は読んで損しない1冊かなと。
大好物のミステリーを食べて、こんなに大きくなりました
一日一冊以上のペースで爆読する若手屈指の本読み作家が語り尽くした大好きな本の話。アガサ・クリスティー、綾辻行人、エイドリアン・マッキンティ、伊坂幸太郎、ジェフリー・ディーヴァー、恩田陸、ディック・フランシス、法月綸太郎、ヘニング・マンケル、山田正紀……など総勢362名、1,018作品を取り上げた偏愛ミステリーガイド。この熱量と文字量、どうかしてるぜ。