羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

RE:BEL ROBOTICA 0 -レベルロボチカ 0-

RE:BEL ROBOTICA 0 -レベルロボチカ 0- (新潮文庫nex ん 3-1)

 

前日譚。タイキとリリィの出会いのエピソードでもあり、タイキの高校入学時の浮き具合も表していました。本編読んだ後に読んだので、タイキとリリィの馴れ初めに微笑ましかったです。

また、タイキのバクは学校生活を送るうえで苦労するものだが、不思議なポジションで周りに受け入れられているのは、タイキの人徳かな。

カウンセラーの先生との関係は安心感がありました。

 

謎の飛び降り幽霊事件の真相は、理屈が先行する時代で感情が勝る展開はしんみりしますね。想いは一途だったのも良かったです。

タイキとリリィの共闘はすれ違いをしつつも、力を合わせていき、絆が生まれたのは良かったです。

 

Mika Pikazo×吉上亮
この想いは、バグじゃない――。
2050年、東京――現実と仮想が融合した学園で、バグ少年とAI少女が手と手をつなぐ青春ストーリー。

「──待たせたな、ニンゲン」 バグ少年 meets AI少女
2050年、東京――現実と仮想が融合した超越現実(MR)社会。人々は脳内のMR感覚神経(チップ)によって、かつてなく便利で快適な生活を享受していた。原因不明のMRバグを抱えた高校生・タイキを除いて――。 はじまりは“空飛ぶ幽霊”の噂だった。MRアバターの連続投身自殺……犯人を追うタイキは、屋上でひとりの“少女”と運命的に出会う。バグ少年とAI少女が、心の闇と対峙する近未来青春小説!