羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

薫る花は凛と咲く(5)

薫る花は凛と咲く(5) (マガジンポケットコミックス)

 

毎巻良いのだが、今巻も無事冒頭から涙が滲んできてしまいました。

凛太郎が薫子の為に頑張って誕生日ケーキを作って、渡して、どう思われるのか不安でハラハラするが、薫子の言葉で安心する。読んでるこちらも嬉しくなりました。

凛太郎の気持ちが薫子にきちんと伝わっていて、薫子も胸が一杯になるところなんて素敵過ぎる!

 

昴の輪に踏み込めない臆病さを皆が理解して受け止めてくれるなんて、優しい空間でした。

薫子と昴の関係も互いに寄り添っていて、良いなと思います。

 

このまま終わるかと思いきや、ぽろっと凛太郎の気持ちが溢れてしまう。

しかし、凛太郎は誠実に薫子に向かっていく。

薫子も凛太郎を想う。

2人の関係はどうなるのか、次巻が非常に気になります。

 

 

お嬢様校に通う和栗薫子と出会った、底辺男子校に通う紬 凛太郎。薫子と過ごす時間を心地よく感じていた凛太郎は、次第に、自身が抱く淡い恋心に気づき始めるのだった。仲間たちと過ごす夏休みの訪れに胸を膨らませる1学期終盤。突如、薫子の誕生日が2週間後だと知った凛太郎は、悩み抜いた末、彼女が大好きなケーキを手作りすることを決意する。父に教えを乞い、日々自作ケーキの特訓に励む凛太郎。この一途な想いが詰まったプレゼントに薫子は…?