2巻だから、世界観の説明がなくスルスル話が展開していて、本領発揮といったところか。
バグという未知の現象を受け入れながら、楽しく過ごす登場人物達はタフだなぁ。
障害が生まれても、嘆くのではなく、利用して楽しく過ごすというしなやかな生き方にワクワクしますね。
ただ、バグを上手く扱えないと現実に影響してくるというのはシビアですね笑
シェアハウスという設定もまた良くて。
関係が気楽で、干渉したりしなかったり、面々の個性が感じられて、羨ましくもなりました。
そして、なんといっても紺とかさねの関係。
まさか、紺自身が… 不意を突かれました。
なんという設定を思いつくのかと驚きました。
2人の出会いのエピソードが印象的で、これを知ると見方が変わります。
いつかは…
でも、その時が来るまでの日々は見逃せないです。
空を歩けるようになったり、とつぜんUMAが街中に現れたり――この世界は今日も"バグ"でいっぱい!
シェアハウスで暮らす中学生の男の子・紺は、大家にして"バグ"の研究者である
お姉さん・かさねの助手として様々な"バグ"と向き合う。
世界を改変する"バグ"に混乱させられつつも日々を楽しんでいる紺だが、
彼はとあるひみつを抱えていて――?