辻村深月先生原作を読んでいたので、楽しみにしてました。
映像化することでどんな変化が起きるのか気になっていましたが、登場人物の、こころの軋む痛みがよく伝わってきて胸が痛かった。
立場、境遇が違う少年、少女が特殊なお城に集まり交流していく安らぎの時間がありつつも、自らが抱えている傷と向き合わないといけない。
皆、悩み苦しんでいるが、前に進めるようになっていく様子は胸が暖かい気持ちになりました。
イジメ、悩みは思春期時代には切っても切り離せないことなのかもしれないが、周りの救いとなる手を掴む勇気を持つ大事さがよく感じられました。
現実と戦う力が湧いてくる映画でした。
演出、音楽なども良くて、作品に没頭出来ました。
また、原作を読み直したくなりました。