デンジに甘い誘惑が訪れる。
普通の生活をしていける可能性が浮かぶも、やはり血に濡れた生活がデンジの日常なのかな。
デンジに近づいてきたレゼの正体には驚いた。打算で動いていたが、全てではなくて。
デンジと共に生活をしたいと思ったのは嘘ではなかったのは切ない。
デンジの側にはマキマさんがいる。
マキマさんがいる限り、デンジは逃れられない運命なのだろうか。
今はデンジがマキマさんを慕っているが、それはいつまでも続くのだろうかと思ってしまう。
都会と田舎、どちらに住むかと聞かれたら、中間ぐらいが良いなぁ。それは虫が良すぎるか。
「遠くに逃げよう」…レゼの思いがけない言葉に心揺れるデンジの、純情の行方は――。そんな甘いひと時から急転直下、吹き荒れる爆殺の嵐! 恋も欲望も、人間も悪魔も全てを巻き込むド派手な血戦で、デンジとレゼは何を確かめ合う!?