羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

片手の楽園 サクラダリセット5

片手の楽園 サクラダリセット5 (角川文庫)

現実では生きられない彼女が夢の中でかりそめの幸せを感じるのは悪いことなのか。

今回は思想の自由を考えることになりました。人の数だけ違う考えがあり、一概には決めつけられない。自分はどちらかと言えば柔軟なケイの考えが良いなーと思いました。

まぁ、良し悪しありますよね。

相麻が復活したことにより、ケイと春埼が彼女の思惑通りになってしまう状況に。ただ、春埼が見せた不意打ちと決意は良かった。しかし、リセットでなかったことになってしまう。それをケイに伝える相麻よ…

それでもケイは正しさのために痛みを飲み込むのは中々出来ることではない。

相麻と春埼の関係は難しいね。ケイが中間にいるが、ままならない。

 

二年前に死んだ相麻董が、能力により再生した。ケイは彼女が平穏な生活を送るため、咲良田の外に移り住むべきだと考える。だが、能力が存在しない世界は、相麻にどんな影響を与えるだろう?それを調べる実験をするため、ケイは九年間眠り続ける女性の「夢の世界」を訪れる。しかし、現実が忠実に再現されているはずのその世界には、いくつかの相違点があり…チルチル、ミチル、そして幸福の青い鳥を巡る、シリーズ第5弾。