羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

リーガルーキーズ!

リーガルーキーズ! (新潮文庫 お 114-1)

帯に書いてある推薦通りの内容で非常に満足です!

法律家の一歩手前、司法修習生を掘り下げる物語。

これから法律家になるにあたり未熟な部分があるが、だからこそ試練を乗り越えて成長していく彼らの姿に希望があって良かったです。

また、指導者側も影響を受けて、心境に表れるのも良いなと思いました。

前を向くまでの揺れ動く心理を追っていると、色々考えさせられるものがありました。法律家としてのあり方、少年犯罪、更生、加害者への寄り添い方、などなど詰められていて、勉強にもなりました。

各話読み終えると、爽やかな気持ちになり、力を貰えるような作品でした。

 

 

走り出せ、法律家の卵たち(リーガル・ルーキーズ)!
  法律のプロである弁護士や検事や裁判官……になる一歩手前の「法律家の卵」、それが司法修習生。初々しい新人たちがそれぞれの熱い想いを胸に過ごす、一年間の研修の日々。理想と現実の狭間で葛藤し、恋と青春の苦悩を乗り越え、さまざまな謎を解き明かしながら成長してゆく。さあ明日から法律家デビュー! フレッシュな司法修習生の同期たちを応援したくなる、元弁護士の著者による、爽やかなリーガル青春ミステリ。※『朝焼けにファンファーレ』を改題・文庫化。