羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

後宮の烏 4

後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫)

 

寿雪の優しさが仇になるのは嫌だな。徐々に寿雪の良さが広まっていくことで反乱分子だとみなされてしまうのは切ない。生まれのしがらみがより深くなってきた。

後宮では影が薄い存在だったが、徐々に存在感が増えてきて、扱いに困るように。

読者からすると寿雪の懐の深さが分かるが、後宮内には届かない。

高峻とも距離が空いてしまったのは残念。高峻は立場が立場だから複雑だね。

救いは側近が寿雪を信頼していることか。

温螢が軽いキャラながら性質は寿雪に近いのが分かり、好きになりました。

衛青、寿雪は距離を測りそこねているのが、今後どう響いてくるか心配だ。

 

 

今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女…。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこんで!?烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は、真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは―。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 (GA文庫)

 

待っていた新刊。

ベルやオラリオ中を洗脳していたフレイヤへの怒りが収まらないオラリオの面々。

強敵フレイヤファミリアが相手ということで、かなり厳しい綱渡りを繰り広げていました。

圧倒的な力の前に屈するのかとハラハラしながらも、微かな可能性を拾い上げるベル達。激闘の果てにたどり着いた結末には暖かさがありました。

前半から中盤までのフレイヤファミリアの蹂躙からの、どんでん返しには胸が熱くなりました。

様々なキャラクターの奮闘が描かれていたが、個人的にはリリをMVPに推したい。

フィンからの教えがあったとはいえ、よく指揮を取っていた。

 

フレイヤファミリア、ベル達連合軍、それぞれの理由があり、事情がある。深く描いたこそ、厚みのある戦争になってました。

 

最終的に寂しさを抱えた女神を救う、良い英雄譚でした。

 

白妖精は誓う。女神に捧げる忠義を。
黒妖精は刻む。ただそれだけの想いを。
小人は哭く。四つの後悔を力に変え。
戦車は進む。女神以外全てを切り捨て。
そして、猛者(おうじゃ)は問う。
夢想でも詭弁でもなく『力』の証明を。
「この身を超えられぬ者に、『女神』を救う価値などなし」
誰も、何も間違っていない。
ただ女神を想い、己(エゴ)を貫いて、かつてない『大戦』を駆け抜ける。
だから、誰よりも傷付き果てる少年は――黄昏の空に、『偽善』を告げた。
「あの人を助けるって、約束したんだ」
これは少年が歩み、女神が記す、
──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

ツルネ ―風舞高校弓道部― 3

 

湊達が2年生になり、新体制に。様々な学校に新入部員が入り、変化が起きている描写があり、また今時の学校も登場してきて、バラエティに富んでいました。

心機一転して、再スタートを切る風舞高校。

愁の後輩に厄介者が現れたり、七緒がスタメンが落ちたりと波乱の展開がありつつ、団結力が深まったりしていく様子が見事でした。

 

一回り、弓引きとして精神的に成長していく姿は見事でした。

ただ、最後の落ちに関してはいきすぎていて、引っかかるものがありました。

 

今作は風舞だけでなく、他の高校の面々も魅力があり、楽しくなってきました。

 

願わくは刊行ペースが上がって欲しいなと。

シャガクに訊け!

シャガクに訊け! (光文社文庫 お 57-1)

 

意外にもと言ったら失礼ですが、楽しく読めました。

社会学に興味があり、読んでみたが面白かったです。

大学生というのがまた良い。大人でも子供でもない年頃の揺れ動く心境と行動を学問と結びつけると納得がいきます。

主人公のえみるが弱さを持っていても、困っている人のために必死に動ける優しさがあるので、迷いながらも成長していくのが魅力でした。

各話に登場する相談者も後々にも繋がっているのは良かったです。

物語としても仕掛けがあり、読み応えがありました。

 

社会学というのは幅広い学問なんですね。

勉強になります。

 

キャラも立っていて、面白かったのでシリーズ化して欲しいけど、ないのかな。

 

大学2年の松岡えみるは単位取得の条件として社会学部一人気のない上庭ゼミに入り、学生相談室の補助をすることに。そこへやって来たのは家族、友人関係のトラブルを抱えた学生たちだった。社会学の知識で彼らにアドバイスを贈る上庭に、えみるも次第に心を動かされ――。コミュ障で根暗の社会心理学講師×お人よしで責任感の強い女子大生コンビがお悩み解決に導く!

ツルネ2 風舞高校弓道部

KAエスマ文庫 ツルネ -風舞高校弓道部- 2

 

全国大会に挑む風舞高校。

しかし、気の緩みから自分の射を出来ずに地方大会で敗退してしまう。

流石にトントン拍子にはいかないか。

気を引き締めるためには良かったのではないか。

湊とマサさんの関係が揺らいだのは互いに未熟さがあって、行き違いが起きてしまった。だけど、意思を確認して、再び共に行けるのは良いことだ。

 

また、風舞高校はもちろんだが、ライバル校である、桐先高校・辻峰高校の部員の掘り下げがあり、より作品の幅が広がった感じがします。学校毎によるカラーの違いも面白かったです。

 

今巻では愁、遼平が好きになりました。孤高の愁の内側を知れて良かったですし、人に好かれる遼平の人柄の良さは天下一品ですね。

湊、愁の先輩である二階堂は拗らせた性格で好きになれないタイプですが、弓引きとしての彼は彼の良さがあるのだなと。

 

全国大会の幕引きはこれしかないといったところで、風舞高校だけでなく、他の学校も今後が楽しみです。

 

 

ツルネ 風舞高校弓道部

ツルネ ?風舞高校弓道部?(1)

 

アニメ2期が始まったので復習のため読み返しました。

1度読んで、アニメを見ていても、最初の湊の早気の苦しみは辛い。

その分、マサさんや弓道部の仲間との交流が湊を癒していくのが心に沁みる。

ただ、初めから上手くいかない。

弓を引く仲間同士、仲良く…と思いきや各々の事情があり、衝突してしまう。しかし、衝突することで仲が深まっていく様子は見事でした。

胸に葛藤を秘めているから、ムキになって強い言葉を投げてしまう。

ただ、ぶつかり合うから理解がし合えるというのもある。

眩しく映りました。

 

また、弓道は精神が重要だと改めて突きつけられました。未熟だけど、成長していく過程が魅力的です。年頃の少年達だからこそ、迷いが起きる。その殻を破っていく姿は読んでいて惹かれます。

 

 

 

公務員、中田忍の悪徳 (5)

公務員、中田忍の悪徳 5 (ガガガ文庫)

アリエルのために忍が出来ることを尽くして、遂に自立へ。いつまでも忍の家で愛玩動物として置いておくわけにはいかないのは分かるが、もう少し導かないと…と思っていたら、やはりなと。言葉が話せるようになり、チャットも出来るようになっても、アリエルの気持ちが外に向かないなら、まだ一緒にいないとね。

 

アリエル、忍の過去が明らかになり、2人が出会えたのは幸運だったんだなと。

意思の疎通、日本の勉強、移住について、色々思考錯誤していたが、2人の同居が収まりが良い。

周りの人達の協力も心強くなってきた。

忍、アリエルの気持ちを尊重して寄り添っているから、すれ違っても安心していられる。

これから、どんな関係を築いていくのが目が離せないです。

 

明かされる、異世界エルフの出自と過去。

最大最凶の難局を切り抜け、最新版へとバージョンアップした機械生命体的地方公務員、中田忍。
懸念事項たる異世界エルフへの現代社会融和についても一定の手応えを認めた忍は、異世界エルフや協力者たちを巻き込み過ごす、儚くも尊い、つかの間の日常へ身を委ねることとなる。

転機が訪れたのは、忍たちが所属していた大学生時代のサークル活動『人力飛行機研究会』、通称トビケンのOB会。
献身的な協力者たちと、何より誰より異世界エルフへ真摯に向き合う中田忍の姿勢に心動かされた異世界エルフ、アリエルは、持てる知性と言語能力すべてを総動員して、己の出自と過去を、忍たち人類に語ってみせた。

衝撃と壮絶に彩られたその告白に、銘々心動かされる協力者たち。
だが、しかし。
区役所福祉生活課支援第一係長、中田忍は、普段通りの仏頂面で言い放つ。

「彼女には近々、この家を出て行って貰う」

間隙の日常に揺れる、現代異種族交流活劇・第五弾。

敵は中田忍。
逆らうのは、誰だ。