2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
キリトとアスナ、互いに良い関係を築いているからこそ離れどころを見つけられないようで、揺らぐ心情が見えて良かったです。 キリト、アスナ、互いに思うところがあり、迷い中ですが、しっかり決断するでしょう。 キリトとアスナのパーティ関係は曖昧なまま…
ロレンスとホロの旅路は波乱しか起きないのか。お金が絡んでくるので、わりとシビアで冷たい空気に襲われる。 しかし2人のイチャイチャ、やりとりを見ていると暖かい気持ちになりました。 破産程ではないが、今回も目の前が真っ暗になりそうだったロレンス…
これほど仕事しないあらすじも珍しい笑 ただ、これが相応しいのかも知れない。 フレイヤが何ふり構わずベルを手に入れるために、オラリオ全体にベルは始めからフレイヤファミリアだったと刷り込み、洗脳していく。 俯瞰して見ると、フレイヤが自分の失恋を…
2月の刊行情報から自分の気になる作品をチェックしました。 新作ではマリア&漣シリーズの市川憂人先生の新作である断罪のネバーモアはミステリ好きなら見逃せない。 メディアワークス文庫の新人賞受賞作品のきみは雪をみることができないはどんな青春作品…
表紙の雰囲気、タイトルの意味、あらすじから主人公の業が気になったり、発売前から期待してましたが、期待以上の面白さでした。 ニュートラルな性格で生きていた少女・みどりが同級生から調査をお願いされることで、自分の中に眠っていた気になることを追…
久しぶりのあさのハジメ先生の新作で、待ってました。 芝居を下敷きにしたラブコメになっていて、本音か演技か分からないようになっている。 今までの作風とは少し違い、ラブコメの行方が分からないようになっていて、演技しているヒロイン達の本心を見抜け…
個人的に新刊が出ればチェックして、読みたいと思うツボを刺してくる作家・喜友名トト先生の作品の中で読んだ作品を紹介していきます。どの作品も題材と狙いがマッチしていて、良い読後感です。青春好きにおすすめです。僕は僕の書いた小説を知らない (双葉…
素晴らしい青春再生物語でした! 青春と後悔、少し不思議な現象を上手く料理している作品だなと思いました。主人公、湊はサーファーとして生きていたが、怪我によって消化不良を起こしていた。 そんな湊の携帯に彼を好きだという少女、すずの魂が宿ることで…
単行本既読。単行本読んだ際は正直、作品の魅力に気づけなくて描写が薄い印象だったが文庫で再読してみたらガラッと印象が変わりました。 多分、前よりも読解力や楽しむツボが変わっているから、今は今作の魅力を感じとれたのかなと。 作品との出会うタイミ…
昨年、2021年下半期に読んだライトノベルで新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。 嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫) 作者:野宮 有 KADOKAWA Amazon エリート異能力者達を出し抜いていく、主人公・ジンの策略は読めなくて愉快…
単行本時から気になっていたが、読んでいなかった。 文庫化で手に取りました。 自分はそして誰もいなくなったが好きで、モチーフにしている作品も気になって読むようにしてますが、今作はとびきりのサプライズがありました! エログロ、不思議な伝聞、最初…
タイトル、表紙、帯、あらすじから気になって読みましたが、グサグサ心に槍を突き刺してくる感じがして、貴重な読書体験が出来ました。 自分は数学が好きではない。そんな自分でも数学の理論を追い求めていく主人公・瞭司の孤独で天才的な生き方、考えに引…
青崎有吾先生の作品にハマって、初めて単行本で買った作品なのと内容が素晴らしいので思い入れのある作品です。 文庫書き足しがないですが、表紙が単行本の時と違い、惹かれました。 改めて読み返しても素晴らしい青春ミステリーでより好きになりました。 …
響けユーフォニアムでデビューして、様々な青春作品を描いている武田彩乃先生が原作ならば読むしかない。 舞台は小さな島と学校。 主人公・花奈が朗読が好きだが、環境や考え方に縛られて好きな朗読に打ち込むことが難しかったが、学校の先輩である瑞希が強…
冷酷な諜報員でも好きな小説がある。しかしその小説の最終巻は無慈悲なもので、それを認めない諜報員,ラプターは死に際にも強く願う。その願いが叶い、好きな小説の世界に入ることに。 設定からして気になって読んでみましたが、主人公のラプターの冷たい…
昨年、2021年下半期に読んだキャラ・ライト、文芸作品で新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。 新作では。 水野瀬高校放送部の四つの声 (ハヤカワ文庫JA) 作者:青谷 真未 早川書房 Amazon 表紙の4人が主人公で、それぞれが…
約1年振りの新刊。 そういえば、出てなかったと。 日南の固く閉じられた心を開けられるのか。友崎は悩む。 日南の友崎に指導していた背景や日々の過ごし方を友崎は知り、どうしたら、断絶された日南の心を知れるのか迷う。 友崎は自分が日南の事を理解してい…
最初からベルに好意を持っていたシルの秘密が明らかになる。 大方予想通りの秘密ではあったが、シルの気持ちが切ない。 どれだけ、好いていても契約に縛られて、ベルは他の人を見ている。報われないのは分かっていても、好きを伝えようとするシルに胸が締め…
まず、見習い魔女のメグが師匠のファウストから余命宣告を受ける。 呪いによるもので、その呪いを解くためには人の嬉し涙を集めなければならない。 この設定だけで先が気になって仕方がない。 嬉し涙は簡単に流れるものではないし、ノルマも遥か遠い。そん…
図書館が舞台で、図書館の豆知識がありながらも硬くならずにユーモア溢れる作品でした。 主人公・平石は見た目が派手だけど知識を増やしていくことに喜びを感じるので彼の変化を見ているのが楽しいです。 図書館で仕事と利用者、未知のことに触れて、心変わ…
帝位争奪戦が遂に決着。長く続いていたから、ようやくかというところだが、争う候補達の競い合いが激しかったから仕方なし。 巻数重ねてきたからこそ、決着に至るのが感慨深いです。 ウェイン、ニニムの学友達が時代を利用して、自分の方が上だと戦うのは良…
魔女がとけたあともからタイトル変えて文庫化。 奥田先生の作品の中ではおとなしい雰囲気の作風でしたが、どの話も読み終えると肩の荷が降りるようなスッキリ感がありました。 この作者の文章、物語のテーマは人の心の痛みやそこからどうなっていくのかを親…
リズとの戦いでレゴシがルイの足を食べたのは仕方ないとはいえ、罪なこと。 そこをしっかり見せるから、肉食と草食が住む世界に説得力が生まれる。 レゴシが学校を辞めるという決断をあっさり行えるくらい、大人に近づいているのだなと。 損得では損かもし…
昨年、2021年下半期に読んだミステリー作品で新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。 まずは新作から。 Butterfly World 最後の六日間 作者:岡崎 琢磨 双葉社 Amazon ミステリーとして霧に包まれたような起こる筈がない謎の…
今回は犀川先生と萌絵のイチャイチャの間に密室の事件が挟まれている感じがして、散らかっている構成だなと思いました。 ただ、密室としてはかなり惹かれるシチュエーションで真相が気になって仕方なかったです。 状況が複雑で、密室の作り方や犯人像を考え…
日常とミステリーの配分が絶妙で、日常の謎として読みやすいし謎にも頭を使うので読み応えがあります。 明るい物語と見せかけて、裏に潜む問題は割と重い内容なのは、上手いですね。 怪盗が登場するが、キャラクター性は良いが考え方ややっていることを軽く…
特殊設定ミステリーとして、何構造にも重なりあっていて、真の結末までたどり着くまでの道のりが非常に困難なものになっていました。 だが、その中身はフェアなミステリーで頭を働かせて読み進めていくのに夢中になれました。 現実とVRゲーム空間を行き来し…
遂に2次試験。 目指していた藝大合格目前で八虎の身体が悲鳴をあげる。 今まで努力で足りないものを補ってきたが、限界が違う来てしまった。 肉体的にも精神的にも諦めそうな状況でも踏ん張って、絵について考えを巡らせている八虎に驚きました。 また、絵…
内容が精神に影響しそうで、迷ってましたが読みました。 見事に精神がすり減りました笑 今、多様性というのが重要になってきている世の中で果たして、多様性という意味を正しく理解出来ているのかを問いかけてくる。 多様性という言葉を聞いたり、知った風…
シリーズの続巻ということで、ミツ、ツギの兄弟説明が少ないのは助かる。 正直、1巻では説明が多いなと思っていたのて。 2巻はちょっと薄いなと思ったら、内容が充実していました。 登場人物の心理描写や現実との折り合いが巧みで、感情移入していけたので…