2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
主人公・樹が真っ直ぐな気持ちで病気で落ち込む少女・茉莉ちゃんを笑わせたいという目標を抱えていて、応援したくなる物語でした。 ラブコメ要素もありつつ、青春要素が濃厚で素晴らしい読後感でした。 樹がストリートパフォーマーを目指すきっかけが描かれ…
ファンタジー世界でよくある夜の街の世界に踏み込んでいて、やりたくないことをやらなくてはならない春姫と出会ったベルが彼女を助けようとするが、誰かを助けることは容易ではなくて助けた後のことまで考えて動かないといけない。ただの優しさだけで動くの…
5月は閉まる本屋だったりと売り上げが心配になりますが自分が読みたい作品を買って紹介していくしか出来ることがないのが現実ですね。 新作が読みたい作品が多くて、青春、ラブコメが充実しそうで中でも、恋は双子で割り切れない、ぼくらが死神に祈る日 、君…
ひろにあっさり関係がバレたが、ひろが何気ないのを装うのは想像できたが凪にだけ見せた甘えるような表情はヤバいですね。可愛すぎます。 幸はひろを怪しんだり凪への気持ちが暴走していますが、幸がなんかあったら凪が取り乱して動くのは脈があるのかない…
楽しい楽しい文化祭。 全体的に賑やかな雰囲気でしたが、文化祭特有の話がしつじ喫茶くらいで他は平時でも出せる話だったのは残念でした。 個人的に文化祭だからこそ起きたミステリーが読みたかった。 あまりのめり込めなかったですが、佐々原、仙波、会長…
今泉監督で若葉さんが主演で気になっていた街の上を観てきました。 下北沢を舞台にした群像劇で、恋愛や人間関係のままならない気持ちが交差していくのは物語ではあるんだが、想像に収まらない方向へあっちこち揺れながら進んでいくので最後まで目が離せない…
ふと気になって読んでみたら大当たりでした。 表紙やあらすじから生きていて悩んでいる少女の物語なんだなと思っていましたが、素直に明かさずにオセロのように白、黒パートで語り手が変わっていて二つの面から進む物語で非常に惹きこまれていきました。 途…
結婚を隠しているからこそ、本音で友人の陽毬と話せない朱音の焦ったい気持ちがよく伝わってきました。 あと、陽毬が才人へアプローチをするため、朱音は陽毬を応援するが、徐々に我慢出来なくなっていって、たまらずに心から溢れでた台詞は破壊力がありま…
綺麗に完結。嗄井戸の姉を殺した犯人ときっちり決着がついたのは良いですが、犯人が安っぽくて唐突に感じたのは残念でした。1巻から明かされていた嗄井戸の姉の惨殺事件の背景から一筋縄にはいかないと思っていたので期待が膨らんでいたので、よりそう思い…
俺ガイルが読めるのは嬉しいなぁ。 特典の短編集だからボリュームはないが、1話1話噛み締めるように読みました。 やはり八幡達の日常はややこしくて拗れているが愛着があって、良いなぁと耽りながら読めました。 八幡の語りは相変わらず癖があって安心して…
1巻のように婚活に力を入れていて、非常にのめり込めました。 せっかく婚活という題材を使っているのにラブコメ要素が多くなっているのが気になってましたが、今回は軌道修正を果たしていて良かったです。 ダメンズにばかり惚れてしまう、まひるさんにスポ…
毎巻厚みのあって、素晴らしい青春ものですが今回は千歳達の高校2年生の夏休みという、もう戻れない大切な日々が瑞々しく切り取られていて、わいわいしつつ切ない感情が混ざり合っていたり、ヒロイン達の悩める乙女心や男の秘める想いが感じ取れて濃密な青…
婚姻届とは?って思いましたが、そういうことですか。記憶を維持できない今日子さんだからこその価値観が存分に語れていて、興味深かったです。 今回は登場人物が少なく、犯人を当てるというよりは動機や裏側を探っていくスタンスで今日子さんの様々な面も見…
今回はダンジョンではなくファミリア同士の抗争に発展して、ベル達は厳しい戦いを強いられる。さらに、2巻から放置されていたリリのファミリアの問題も絡んできて、1冊でよくまとめたなと。 格上であるアポロンファミリアから戦いを挑まれて、ベルが特訓し…
第3巻は女子高で起きた教師殺人とカンニング疑惑の棋士の対戦で起きた事件に挑む。 共にAIが絡んでいるが、大事なところは人間らしい感情が事件の根幹を担っているのは良いものですね。 女子高の事件では風間さんが珍しく真剣に言葉を放っていてハッとなり…
バトル、逃亡、ミステリー、悲劇、様々な要素がてんこ盛りのシリーズ第3巻で、久しぶりの続巻は中々のボリュームがあり、驚きましたが読み終えてみたら必要な分量だったなと思いました。 また書き方、細かく区切っているのは既刊ではなかったことなので色々…
発売前からミステリー作家達がTwitterで呟いていて、登場人物が作家と編集者ということで気にならざるを得ない。 数学の理論を用いる作家と編集者が1冊の本に収録されている短編を1話ずつ読み上げて解説していく形式で進む。だから登場人物が作家と編集者だ…
1巻に比べて刺激が少なくほのぼのとした短編でしたが、各話の謎は真相が気になるものですらすら読めました。 どの話も登場人物の心情がよく描けているのでいったいどんな事情が抱えているのかが気になって仕方がないです。 追っていく推理パートと解決パー…
世界観が作り込まれているから、ファンタジーとして大事な雰囲気が固まっているのは大きかったです。 先が見えない物語だからこそ少女と少女の仲で築かれる関係が尊いですね。 主人公・吸血人形イスカと世界の謎に近い魔女少女・アメリの背景がしっかり描か…
再読だがらなんでもありな詰め込み展開に面くらはないが、初見だと戸惑うだろうな。 今回はミステリーというより怪異方面が広がっていき、様々な大物達が登場していて混沌としていました。バトルやらミステリーが入り乱れていて、展開についていくのが大変…
下巻。上巻で残したものをどれだけ拾い上げていくのかと心配もありましたが杞憂でした。 不安だったこと、抱えていた悩みや葛藤、季節間の距離、などなど気になっていたことが綺麗さっぱり解消されて、読後感が爽やかです。 秋の現人神が攫われて、春夏秋冬…
ヴァイオレットの作者が電撃文庫で新作を出すと知った時からワクワクしていました。 今作は季節に囚われて幸せになれない、自由になれない現人神と補佐の歯痒い葛藤が描かれていました。 上下巻構成ということで各季節を司る現人神とその補佐の過去と現状が…
素直になれない悠宇と日葵のいじらしさが可愛くて仕方ない。互いに想いあっているのに昔交わした誓いのせいで踏み出せないジレンマが良いです。 前半から中盤にかけて、悠宇と日葵や榎本のわちゃわちゃした三角関係が賑やかで上手いこと行きすぎているなと思…
タイトルとあらすじから感じ取れる怪しげな空気に惹かれて読みました。 甲子園で負けることを目標にする不純さや後ろめたい気持ちが出てきますが、しっかり理由が描かれていて負けるために甲子園に行くことに納得しました。 勝つために行くのが普通だと思う…
3巻が発売するということで再読。 以前読んだ頃は設定やキャラクターの濃さに圧倒されて掴みきれなかったですが、改めて読んでみたらキャラクターの濃さや背景、ミステリーのロジカル的なところが突き詰めていて読みやすいしミステリーにも満足する作品だと…
シリーズ初の長編。ということで作品の雰囲気ががらりと変わっていて、作者も述べていましたが迷走しているのは感じましたが、これはこれで良かったのかなと。 学園から飛び出して鏡のない館で問いかけられる謎が今までとは違った雰囲気で、それぞれの登場…
ずっと読みたいと気になっていましたが、文庫されるまで待とうかと思ってましたが読まずにはいられなかったです。 小学生、子供達が主役で、担任、いじめっ子、意地悪なクラスメイト、知らない大人、など周りに敵がいっぱいいて、その時にどうすれば良いの…
戦闘が本格化してきました。 伊地知さん、猪野さんか生きていて良かった。七海さんのブチギレると怖すぎるな。でも情に流されるのも魅力だな。 悠二と腸相の戦闘はかなり熾烈を極めていて、どうなるかとハラハラしました。悠二は強くなったが力及ばす… 一体…
3月に発売した新作でおすすめしたいのはミステリーとしては「ネメシス」「幸運は死者に味方する」を推します。ネメシスはドラマのノベライズということでミステリー作家が変わるがわる書いているのでミステリーでも読み方が変わるし、愉快なキャラ立ちしてい…
青い表紙と、あらすじから伝わってくる上手く生きられない少年、少女達の葛藤に惹かれて読みました。 短編集で話ごとに焦点を当てる人は変わっていくが登場人物は大きく変わらないので、繋がりが感じられて好きでした。 各話少年、少女の生きづらさが描かれ…