羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

アンデッドガール・マーダーファルス 3

アンデッドガール・マーダーファルス 3 (講談社タイガ)

 

バトル、逃亡、ミステリー、悲劇、様々な要素がてんこ盛りのシリーズ第3巻で、久しぶりの続巻は中々のボリュームがあり、驚きましたが読み終えてみたら必要な分量だったなと思いました。

また書き方、細かく区切っているのは既刊ではなかったことなので色々迷っていたのかなと邪推してしまいましたが、面白かったし内容的にもこれが1番だったのかなと。

人狼という有名な題材を扱い、人間視点や人狼視点、そして事件の渦中に関わったキャラクター達の背景など、ピースを綺麗にバラバラにしていて、華麗なミステリーを練り上げていました。どうやって解決するのかと思っていましたが、あっさりと複雑に絡み合った糸が解けていく解決パートは美しいものがありました。

あまりにスッキリ謎を解いていて、鴉夜さんが今までで1番探偵しているのも好きでした。

解いた後に残された真実に対しての鴉夜のスタンスも優しくて良かったです。

 

静句とカーミラの因縁の対決も見応えがありました。素晴らしいぶつかり合いでした。

 

他に印象的だったのは、津軽が鴉夜、静句とのパーティーを利害が一致しているから一緒にいるだけと零したのは意外で、不思議とショックを受けました。いつか、バラバラになるのかな…

 

鴉夜の首から下を巡る物語はまだまだ続くようで楽しみです。

 

村人が次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られた――犯人は人か、それとも狼か。怪物事件専門の不死探偵が人狼探しに挑む。

闇夜に少女が連れ去られ、次々と喰い殺された。ダイヤの導きに従いドイツへ向かった鴉夜たちが遭遇したのは、人には成しえぬ怪事件。その村の崖下には人狼の里が隠れているという伝説があった。"夜宴"と"ロイズ"も介入し混乱深まる中、捜査を進める探偵たち。やがて到達した人狼村で怪物たちがぶつかり合い、輪堂鴉夜の謎解きが始まる--謎と冒険が入り乱れる笑劇【ファルス】、第三弾!