羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画公開! ソードアート・オンライン プログレッシブ1

映画が始まるので読み返しました。久しぶりに読んでも面白さは褪せませんね。 キリトとアスナの初期の探り合いには懐かしさがあって良い。 そういえば、アスナは悲観して暴走してたな。 だがキリトと出会うことで、目的を見つけられてからは切り替えて前を…

高校事変

本屋でよく見かけて売れてるのは分かってましたが、読んでみないことには分からなそうだったので読みました。 面白かったです! 公立高校に首相が訪問することになり、その高校に訪問したら、武装組織が乗り込んでくる。 生徒、教師が死んだり、女子生徒は慰…

2021年 11月 購入予定&注目作品

11月の刊行予定をチェックしました。 新作では河野裕先生の君の名前の横顔が1番注目作品です。 ひきこまりシリーズの作者の違うレーベルからの新作である護衛のメソッド ―最大標的の少女と頂点の暗殺者―も気になります。 他にはラブコメ好きには どうか俺を…

すべてがFになる

初森博嗣作品。有名作ですが、理系要素があるのでちょっと敬遠してましたが、かなり面白かったです。 確かに理系要素があり、トリックや事件に使われた部分で分からないところはあったがそれでも楽しめるように作られていたなと感じました。 タイトルのすべ…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ

フレイヤにスポットが当たる回。 自由な女神像として完璧に気の向くままに生きていて、清々しさがある。 それでいて、思いやりがあるのは良いね。 フレイヤの神としての振る舞いにも、理由があって。 それは周りを振り回すこととは釣り合ってないように見え…

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

前から気になっていた。 アニメ見て、やっぱり読みたいなと思い読みましたが中々良いですね。 名を馳せた暗殺者が暗殺者として生き、暗殺者として死ぬ。 その後に異世界でも暗殺者になるとは。 異世界ということでスキルやらなんやらがあり、神の思惑で自分…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5

久しぶりに過酷な試験が来た。 クラス全員の意見を一致させる試験。簡単そうに見えて、問いによってはドツボにハマる試験でした。 茶柱先生の過去に繋がるもので、クラスの生徒の心が浮き彫りになってくるのが、また辛い。 坂柳が率いるAクラス以外は揉めて…

灰と幻想のグリムガル level.18 わたしは世界に嫌われている

ユメの師匠・イツクシマが登場。 あれ、この人こんなに頼もしかったっけ?と思ったら、ユメに振り回されているのを見ると落ち着くなぁ。 さて、今回も危険な旅が始まり、どうなることやらと思ったら、ランタとイツクシマの絡みに珍しさを感じたり、ハルヒロ…

密室蒐集家 文庫

密室のミステリーが読みたくなったので読みましたが、非常に満足度が高い短編集でした。 全てが面白い。 どの話も密室の事件で一貫していて、短編としての切れ味が冴え渡っているように思う。 ただ、ちょっと無理があるかな?という部分があっても、気にさ…

変人のサラダボウル

平坂読先生の新作は異種族が現代に迷い込み、巻き起こる群像劇。 異種族が現代に迷い込んできて、どう生きていくのか。主人公やその周りにどう影響を与えていくのが気になる始まりでした。 主人公はアラサー探偵の鏑矢。 鏑矢の元にサラが訪れたことで、探…

凜として弓を引く

タイトルと表紙が美しくて、ノーマークの作品でしたが読みました。 見事に期待以上に楽しめる作品で、やっぱり勘に従うのも良いですね。 内気な少女がある日、弓道と出会い、これまでとは違う経験をしていくうちに成長していく青春弓道小説。 主人公の楓が周…

こんな小説、書かなければよかった。

タイトルに強く惹かれて読みました。タイトルのように思ってしまうのは仕方ないかもしれないが、そこの先まで考えて、歩き出せたのは良かったです。 いったい、どういう意味か気になっていたが、読んでいて察しましたが、不幸な気持ちではなく幸せの方へ向…

名探偵の証明 蜜柑花子の栄光 文庫

名探偵のあり方を探求し続けたシリーズの最終巻。 前巻から登場した祇園寺が再び登場してきて、蜜柑と相方の日戸が振り回される。 蜜柑の名探偵として試される連続謎解きにカタルシスを感じつつも違和感があり、全てが収拾していく結末は見事としか。 途中…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー

ダンまちの世界観、キャラクターをより深掘りしていくクロニクルシリーズ第1巻。 大森先生、大変過ぎでは… リューさんが掘り下げられていて、本編で話は聞いていたギルドから指名手配されてから豊穣の女神で働くようになったきっかけについてのエピソードが…

狼と香辛料

有名作品で以前から気になっていたので、読みました。 行商人のロレンスが豊穣の神・ホロと出会い商売をしていく。 金の流れや商人としての生き方などは知れば知るほど楽しくなっていきました。 ファンタジーな世界観とシビアな経済観が混ざることで、知識…

虚構推理短編集 岩永琴子の純真

今回も短編集。中編も混ざりながらだが、面白さは損なわれておらず、どの話も思考を捏ねくり回す琴子の言葉に振り回されて痛快だった。 毎巻の如く、作品のコンセプトでもあるからだが、情報を拡大解釈するのが素晴らしい。 読めば読むほど、その発想があっ…

スロウハイツの神様(下)

上巻からの気になる伏線を回収しつつ、怒涛の畳み掛けで感情がぐらぐら揺さぶらて、疲れるのに読む手が止まらなかった。 上巻で、ん?と思っていた部分や謎だったことも全てひっくるめて描き切っているので、これ以上ないくらいの幸福な締めだったと思いま…

星詠師の記憶 文庫

阿津川先生の作品で唯一未読だったので文庫化して嬉しい。 厚い一冊ですが、最初の仲の良い兄弟が家庭環境に負けずに生きていこうという導入や被疑者を射殺してしまった刑事の行く末など、掴みが抜群でした。 また、未来予知という能力をここまで複雑にして…

スロウハイツの神様(上)

辻村先生の作品で何読もうかなと思ってたら、クリエイター達の同居生活ということで気になって手に取りました。 クリエイター達がそれぞれの目標やそこに至れてない現実が描かれている。そこのもどかしい気持ちは重たくのしかかってきます。 また、各々の心…

ブルーピリオド2

八虎が藝大を目指すためには親を説得するというのは大事なことで。 親の気持ちを受け入れて、自分の藝大への想い伝えることが出来たのは非常に良かったと思うし、グッときました。 藝大受験へ気持ちが上向きだったが、知らない知識や情報量、絵を描く感性や…

アニメ放送中!ブルーピリオド1

テレビアニメが始まったので読み返していこうかなと。 内容知っていても引き込まれる面白さ。 主人公・八虎が魅力的なキャラクターで、本気になれることがなく、頭も良いものだから達観している。 そんな彼が絵を描き喜びと出会い、本気になれる好きなもの…

ワンダンス06

表紙、カボか!? 随分、自信がついてきたようだ。 帯にあるが、俺は誰かの代わりじゃない。 俺は俺だ。とダンスが上手い壁谷とのバトルで怯まずに表現していくのは痺れました。 悔しがれるくらいのめり込んでいくのを見ると、本気で何かに打ち込むのは良い…

ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.3 青い日向で咲いた白の花

今回は女性キャラ達の出番が多くて、日常要素が多めでした。 箸休めみたいにゆったりとした空気でしたが、そのまま終わらず。 このシリーズはホヅミと茉莉の創作への想いが重要で、終盤のイベントで起きたハプニングも機転の効いた策で乗り越えたのはグッと…

フーガはユーガ 文庫

優我と風我。双子には誕生日にだけ起きることがある。 それは意識が入れ替わるということ。 恵まれない家庭環境で、その特別な能力があったから、2人で生き延びれた。 入れ替わりは地味で使い方が難しいと思っていたが、柔軟な発想で効果的に使っていて上手…

7.5グラムの奇跡

目が普通に機能して、世界が見えるということがどれだけの奇跡か。 この作品を読んで、改めて見えることの有り難さを痛感しました。 主人公・野宮が最初はミスして周りにフォローされてばかりだったが、誠実に目を見て話す彼の人柄が評価されるようになって…

2021年 9月 読んだ本とおすすめ作品 読書メーターから

9月は自分の中で、あまり読めてない感じがしましたが40冊以上読めていてビックリ。 新作では、ファンタジー要素と主人公の成長が絡む魔女の娘と斜線堂先生の廃遊園地の殺人をおすすめします。 新刊では異国の過酷な問題を描いたリバーサイド・チルドレン、シ…

アオのハコ2

主人公・大喜が真っ直ぐに千夏先輩に恋しているのが良すぎる。 思春期特有のハプニングも良い具合に入っていて、2人の進展にドキドキするなぁ。 バトミントンで上手くなろうとする時の大喜のハッとさせられるような真剣さは熱くて好きだ。針生先輩は意地悪だ…

とらドラ!10

完結。 家族との折り合いがつかず、家出した竜児と大河の逃避行は現実を突きつけられるものになりましたが、その代わりに仲間(北村、実乃梨、亜美)のありがたみが分かりましたね。 高校生は子供でやれることが限られているなかで、もがいていくのはまさに青…

呪術廻戦17

悠二が乙骨に殺されて、一体どうなるんだと思っていたのでホッとした。 だけど、状況が最悪なのは変わらなくて、加茂憲倫の目的を阻止しなければならない。 そのためにどうするのかと明かされていく情報量が多くて、頭がこんがらがる… そして、五条先生の不…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか15

日常の短編集で、ほっこりする話やしんみりする話、など戦闘ばかりだったベル達や作者にとっても休息の日々でゆったり読めた。 本編の展開がハードで熱いからこそ、日常の良さが感じられました。 ヘスティアファミリアのメンバー、エイナさんの始まりの頃を…