2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
大阪旅行で、灰田と穴水の青春模様は読んでるこちらも浴びるようで良かったです。 受験が近づいてきて、雰囲気が変わってきました。そんな時に訪れる、イサキの病気、ガンタの母、揺れる心を互いに支え合っていく。これまでの出来事があるからこそ、平常心に…
辻堂先生の作品は構成と登場人物の掘り下げが上手くて、没頭して読んでしまいます。 今作は東大受験、ネグレクトで苦しめられている2人を描いていました。 読んでいて、東大受験ってサスペンスみたいだなと思いました笑 難関大学だからこそ課せられるものが…
アニメを見ていて、我慢できずに原作に手を出しました。アニメとしてあまりにも良すぎて、小説で細かく知りたくなりました。 美世が不遇な扱いすぎて、感情移入してしまいます。辛い目に遭いすぎて、ふさぎがちになっている彼女が清霞と出会い、落ち着く環境…
読みたい作品がいっぱい。 楽しみです。 マンガ、青春、ミステリ、揃っていて、満喫出来そうです。 ・注目作品 あかね噺 7 忘却バッテリー 16 税金で買った本(8) 飛び立つ君の背を見上げる 毒入りコーヒー事件 レトロ喫茶おおどけい 薫る花は凛と咲く(9) ア…
地元のお祭りで自由にハメを外す時間は貴重だ。イサキとガンタの背中を押す先生の言葉よ。そんな先生にも親がいるという当たり前の事実にニヤニヤさせられます笑 橋を渡る風景で時の流れを演出していて、驚きました。 時は進み、高校三年生になり、卒業後の…
河野裕先生の作品で1番好きだ! もう3読目だけど、それでも心に響く言葉がある。 何度読んでも彼と彼女の意地の張り合いに頬が緩む。互いに違う星に住んでいるように、遠回りしながらも徐々に近づいていく距離感に釘づけにされてしまいます。 そんなことかと…
学生時代の葛藤や苦しみ、孤独を上手く描いた。重たくなり過ぎず、でもしっかり登場人物の内面を見せていて読んでいて、一人一人に寄り添いたくなりました。 女子中学生の複雑な関係、心理を突いていて、モヤモヤする。だけど、すっきり霧が晴れるような出口…
ガンタとイサキが過ごした時間は長くなってきていて、改めて入学前から振り替えられると感傷に浸ってしまいました。 二人が16歳を迎える儀式も彼ららしくて、眩しい。 新入生が入り、天文部としての活動に幅が出てきそうだし、ガンタとイサキが先輩をやって…
ミステリのアンソロジーで収録されていた一編は読んでいたがゆえに、楽しみにしてました。 米澤穂信先生の警察ミステリが初めてなのは意外というか、作風の幅の広さを感じられる作品でもあります。 孤独の刑事が事件の真相に至るまで、思考を深めていく。周…
作者のミステリ作品が好きなので、今作も読みました。 犯罪者向けに営業するホテルで起きる事件。ホテル内のルールを守っている間は何も関与しないが、ルールを守るものには容赦ない。面白い設定で、楽しめました。 ホテル探偵の背景やホテルのあり方も描写…
死は避けられない。それが分かっていても後悔は残る。そんな気持ちをどうにか抑えるためにぎょらんは生まれたのか。 人は生きていたら色々ある。 辛いことや後悔は残ることはあるだろうが、生きているなら避けられない。そことどう向き合っていくか。 各話に…
新たなシリーズで、あらすじから興味が湧き読んでみました。 Xシリーズの続きみたいだが、楽しめました。 ホームレスの青年の調査に疑問が多く付き纏っていて、一体どういうことだろうと気になる物語でした。 今作は社会に属する人、属さない人の間には果て…
のめり込むように読んでました。 自由研究には向かない殺人から始まる三部作の締めくくりである今作はかなりダークなミステリに発展していて、最後の最後までハラハラドキドキしました。凄いものを読んだと感じました。 前作から不穏な気配はありましたが、…
アニメ放送中なので、合わせてきたのかなと思いましたが作者いわく元から描く予定だったということ。 各キャラの前日譚が詰まっている1冊。津軽、静句、鴉夜のそれぞれの出生が描かれていて、これを読むとよりアンファルが好きになります。軽い雰囲気で旅を…
良さそうな作品だなと発売を楽しみにしてました。楽しく読めつつ、シリアスも良い塩梅で混ぜられていて、満足です! ラノベとしても、ミステリとしても、バランスが良く読めました。 主人公・天内が冷堂と出会い、事件に遭遇していく形で進んでいきます。 2…
部活に対して、冷めた考えを持っていた月島が頭を駆使して、牛若をドシャットで止めるのは驚きでしかない。 まさに、バレーボールにハマった瞬間。 たかが、一点だけど。特別な一点。 ブロックの司令塔としても輝いていて、西谷のサポートまでするなんて、素…
紺の正体が前巻で明かされて、どう影響してくるか気になっていたが、現実的に事が進みつつも優しさがあって良かった。大人の理解があって安心。 あと、紺が友人に対して踏み込む様子が見えて、成長したなと。全てを話す必要はないと思うが、気持ちを全く話さ…
青春を部活で過ごしていると楽しいばかりではなく、苦しみもやってくる。それとどう向き合っていくのか。 バトンリレーを題材に少年の葛藤を描いていました。腐ったり、気持ちが入らなかったり、様々な悩みがあるが、バトンを繋ぐ相手や渡してくる相手を思う…
6月は面白い作品が多かったです。 特に良かったのはアリアドネの声かな。 ・おすすめ作品 余命1日の僕が、君に紡ぐ物語 リーガルーキーズ! 月まで三キロ 八月の銀の雪 校庭には誰もいない 仮面幻双曲 チーム 彼とカノジョの事業戦略: ~“友達”の売り方、教…
1巻でまとまっていただけに、単巻完結でも良かったかなと思いながらも、どう続くのか興味がありました。 序盤から中盤にかけてはレプリカという設定関係ないからアレ?と思っていましたが、見事にやられました。 種を蒔かれていたことに終盤に気づきました。…
スマホで情報を手軽に集めて、楽に生きている。まさに現代っ子な主人公が小説、本を好きな少女と出会うことで変わっていく。 主人公と少女、対極だけど確かな繋がりを求めていたのは同じだったかな。 周りに合わせて、自分を殺していた主人公と心閉ざしてい…
咲太は思春期症候群に愛されてるなぁ。 麻衣さんに訪れるピンチ、霧島透子の正体、じわじわと迫っていく危機にハラハラしました。やっぱり咲太は麻衣さんのために動いてこそだよね。最後まで、中々問題解決の切り口が切り出せずに焦るが、思いもよらぬキャラ…
発売前から期待してましたけど、超えてきました。挑戦的な作品でありながらも、しっかりまとまっているのは作者の熱を感じられて良い。 一つの小説に五つのジャンルを詰め込む。発想が良いが、よく一冊にまとめあけだなと唸るしかない。読んでいて、胸が高ま…
今まで、上手くいきすぎてたのかもしれない。 畦道の弱点を突く内容になっていて、確かにと思わされる。 数多くお笑いのバリエーションを持っているのは良いことだけど、これ!というネタを持っておかないと強い引きを生み出せないのかもしれない。また、畦…
トトを殺さないといけない状況に追い込まれたロン。一体、どうなるのか気になってたが、解決方法にはこれまでの2人の信頼関係があるからこそで安心しました。 上手い、切り抜け方でした。 シャチやエルマーの謎に関しても、しっかり背景があって納得。 ロン…
ラノベでミステリを描いてた玩具堂先生が東京創元社デビューとは、読者として嬉しい限り。 癖が抑えめでしたが、するする読み進めやすい文章は健在でした。 日常の謎。 語り手や名探偵が高校生なので、青さがあります。ただ、事件の真相に辿り着くと大人、成…
紙の本の貴重さ、大切さを示す、素晴らしい作品です。 本の重さは持っていたい人なので、刺さります。 今回、本を直す。図書修復家をテーマに組み込んでいて、図書館が存続する限り必要不可欠な存在だなと。 図書修復家を目指す女性の苦悩がありましたが、彼…
牛若のサーブを上げる西谷は頼りになりすぎる。 また、白鳥沢のメンバーの掘り下げがあり、牛若だけでなく皆強い。 今までとは違う、原始的な強さを誇る白鳥沢。 苦戦が強いられているけど、なんとか食らいついている。 頼りになるのは月島か。 宿敵・青葉城…
再読。やさしい物語で好きです。 タイトルの意味はミスリードがあり、そっちかとなるがどっちもやさしい魔女であることには変わりない。 現代に魔女がいたらという設定で魔女裁判を魔女が行わなければならない窮屈さから抜け出す最後は爽快でした。 設定が魅…
あらすじ、表紙から捻れた小説かなと予想してましたが、想像以上に闇を持つ小説でした。 なぜ、監禁が起きたのか。 なぜ、ぜんぶ小説のせいだと訴えるのか。 タイトルの完璧な小説とは何か。 事件に至るまでの経緯が明かされていく形で進行していく。 最後ま…