再読。やさしい物語で好きです。
タイトルの意味はミスリードがあり、そっちかとなるがどっちもやさしい魔女であることには変わりない。
現代に魔女がいたらという設定で魔女裁判を魔女が行わなければならない窮屈さから抜け出す最後は爽快でした。
設定が魅力的で、魔法を使えば使うほど魔女狩りにあうリスクが高まるのに、それでも人助けのために魔法を使うのは優しいに尽きる。
また、魔女を弁護する主人公・ヨモタカの奮闘は見逃せません。
魔法が当たり前に存在する現代世界。ごく少数だけいる魔法使い―魔女は古来より人々の悩みを魔法で解決していた。ある日、いつも六法全書を小脇に抱えている法律マニアの男子高校生の四方司は、魔法を悪用した疑いで魔女裁判にかけられそうになった見習い魔女から助けを求められるが―。今も昔も魔女裁判で無罪になった魔女は存在しない。これは、ルールは人を幸せにすると信じる少年が、魔法は人を幸せにすると信じる少女を救う物語。