2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
短編集。 店舗特典と書き下ろしが収録されているので、緩い話と胸を突く話の差がよく出ていました。 短編は短編でも店舗特典のは本当に短いので知っているいないで変わってしまうかも。 短編でも緩い話と胸を突く話の差がよく出ていました。 前半の特典はほ…
ドラマ観て、作品の持つ暖かさに惹かれて原作を読みました。 絵は独特な雰囲気を持っていて、癖になりそうな感じでした。 原作はテンポ良く進んでいくが、しっかり1話1話の余韻があるので、癒されたり励まされます。 良い話だけではなく、苦くて痛いような話…
沙優の兄・一颯が訪れて吉田と沙優の同居生活に区切りをつけなければならないことに。 遂に沙優の過去が明らかになる重要な話。 なぜ、家を出たのか。そのきっかけとなる胸が苦しくなる出来事や家庭の状況などが明かされて、沙優が逃げ出すのも納得です。 …
6月は絶対読みたいと思う作品が多くて楽しみで仕方ないです。 新作、新刊共に豊作で嬉しい限りです。 新作ではミステリーなら米澤穂信先生の黒牢城、ファンタジーなら三雲岳斗先生の虚ろなるレガリア、青春ならうさぎやすぽん先生のキミの青春、私のキスはい…
セカンドシリーズの開幕はクラウスの取り合いから始まる。 灯より格上である鳳チームが出てきて、クラススを引き抜くということで灯にピンチが。 スパイのチームとして灯は外から見れば生緩く見えるかも知れないが、互いを想って団結する時は下馬評を覆す魅…
SF、ミリタリー、ラブコメ、詰め込まれている題材を上手くかけ合わせていくので不思議な読み応えでした。 作品を構成している題材をどれも出そうとしているので、ある程度は仕方ないがまとまり切れてなくて、だがそうした混ぜていくことで逆に癖のある作品…
前巻から続いている強敵・シードとの対決は熾烈を極めましたが締めはしっかりとしていて、シードの力の代償やうちに秘めた気持ちなどを知れて良かったです。 圧倒的な力を持ち、残虐性も見えるシードにも考える背景があり、ただの敵にならずに良かったと思…
基本的にゆったり登場人物達の日常が読めて良いですね。 愉快な1年生達の日常もほんわかしてて良いが、五条、七海、伊地知達、大人の背負っている感がビシビシ伝わってきて素敵でした。 五条先生と七海の互いを信頼していて、信念を持っている2人だからこそ…
漏瑚は宿儺に認められただけで念願が叶ったようなものだ。 漏瑚は強いが戦っている相手が五条先生、宿儺だから弱く見えるがかなりの実力者だなと。良い最後でした。 伏黒がなりふり構わず力を発揮していて徐々に変わってるんだな。欲を出せて良かったですね…
探偵は絵にならないの続編です。 フォンと別れた蒼だが、ところどころで思い出していて、いつかまた再会するのかな。 軽い依頼を受けて、小遣い稼ぎみたいな話と思いきや裏には様々な人の思惑や狙いが絡まっていて、不穏な雰囲気が漂ってきてからは怒涛の展…
発売時から気になってはいたが、これまで読んでなかったことが悔やまれるくらい面白かった。 全体的にオシャレな雰囲気で肌に合っていて、好きな作品になりました。 主人公・蒼が同棲していたフォンが家を出て行ったことで、彼女を探しにいくというのが筋道…
青春、ミステリー、SF、それぞれの要素が絶妙に混ざり合っていて、かつ事件の不明瞭さが物語を引っ張っていて、読み応えがありました。 なぜ被害者は死んだのか、犯人の動機なども理由がハッキリ明らかになるので満足度が高いです。明かされてみたら納得の…
すっかり馴染んだ関係。 吉田と沙優の互いの中で気持ちは育っていて、もう以前の出会ってない頃とは違う気持ちが芽生えてくる。だが当人達は気づいてなくて周りが気づくという。 2人が自覚した時にどうなっていくのか。 矢口に遭って、自分の傷と向き合った…
特殊設定ミステリーとして物の記憶を見える能力以外にも未来が見える能力など能力者が現れて、事件もあっさり解決と思いきや、全貌は見えずに進んでいくからこそ臨場感があり、結末に至るまで油断出来ないのが良かったです。 ミステリーとして、ヒントは散…
ネットとテレビの違いはリアルタイムで互いに向き合えるか向き合えないかなどは中々皮肉ですが、真実とフェイクが混ざり合っている内容は現代の社会の問題に触れているのかなと。 情報が溢れていて情報を掴むことに必死になっているので、その情報は本当に…
迷える大人達が自分の行く道を決めていくのに救いを感じました。 世の中や周りに流されない場所、すみれ荘に住む住人の裏側が見えて、それがまた切実な気持ちが孕んでいて心に突き刺さってきます。 それぞれが抱えている問題は現実にもありそうで、当たり前…
おいおいマジかと言いたくなる衝撃を迎える結末でした。想像を遥かに超える結末に揺さぶられました。確かに清里が動かないな思ってはいたがそう来るのかと悔しくなるがこれが現実か。 生徒会選挙というイベントの定番をなぞりたいが、日野春が立候補しない…
絶妙にズレているラブコメを描くのが非常に上手い持崎先生がガガガ文庫で作品を出すなら読むしかないと思い読みましたが、癒されたり、考えたり、スッキリしたり、日常の中で揺れるJKの心理描写が上手くて、惹き込まれました。 最初はタイトルの通り、主人…
1日1話読むだけで金を貰うなんて、なんとも胡散臭い。 一体何の目的かと疑いながら読み進めましたが、1話1話が単純に面白かったです。 しかし、話の結末は様々で何を表しているのかは最後まで見抜けませんでした。 まさに題名通りな内容で、ただ"貴方"に綴…
伊坂幸太郎先生は作風を固定しないが、今作は良い意味で宙に浮くような雰囲気で素敵でした。 連作短編集は繋がりを感じると良いなと思うが、今作はあえて繋がないという書き方をしていて独特なぶつ切り場面があって、不思議な気分でした。 うっすらと繋がっ…
ドラマ先行で話は知っていたつもりですが、展開が変わっていたので、新鮮な気持ちで読めました。犯人へのアプローチだったり、調査方法などが違って、こちらの方が好きでした。 被害者の考えが根本的に変わっていたのは驚きました。 風間さんが1人で捜査は…
単行本刊行時から気になっていたが、時間が経ち文庫化されたので読みました。 面白いだろうとは思っていましたが、想像以上に胸にグッとくるものがありました。 序盤で世界観や登場人物の背景をしっかり描かれているからこそ、中盤以降の切ない三角関係とそ…
前巻の引きからヴィル回とは知ってはいましたが、良かったです。 コマリのメイドであり相棒で変態だけど頼りになるヴィルがコマリの側から離れている間のコマリが感じた寂しさや複雑な思いが、反転してヴィルを助け出そうとする展開を盛り上げていました。 …
下巻。 離れ離れなりそうだった辰巳センセイと円城がどうなるかと思いましたが強引な展開でまとめあげたのは驚きましたが、良い綱引きだったんじゃないかなと。 辰巳センセイの秘められた辛い過去が明らかになり、遠慮して引いてしまうかと思いきや、円城が…
表紙の雰囲気、帯、あらすじに惹かれて衝動買いしました。 青春、文学、ミステリー、それぞれの要素が損なうことなく、それどころか重なり合って魅力的な作品でした。 自分の好きな要素が詰まっているからよりハマってしまいました。 学生の未熟な心や間違い…
特殊設定ミステリーとして、物の記憶を見れるということで事件の真相に迫っていくのが興味深くて読み進めやすかったです。 能力に頼るだけでは解決までたどり着けず、主人公の沙紀があれこれ悩みながらたどり着く真相はほろ苦いものですが、現実と向き合う…
4.5巻で迷走していたが、今巻で盛り返してきたなと思っていたら一区切りだったのは残念だなと。 ヒロイン達の仙波、佐々原、会長の成田への気持ちが募ってきていて、彼女達の戦いはこれからなんだろう。 続き、これから成田達のラブコメ争いは始まりそうな状…
ゲーマーズのコミカライズの作画を担当していた高橋つばささんの作品ということで興味津々でした。 ラジオ好きの主人公・君嶋の好きなものへ情熱を注いでいるのは好感が持てます。 元アイドルの眞中やクラスメイトのラジオ好きの小此木、2人がダブルヒロイ…
表紙とタイトルから良いラブコメの匂いがぷんぷんしますね。 作中でも主人公とヒロインの胸中を表すシーンであまり見ない特殊な表現がされていて、より登場人物の気持ちが伝わるようになっていたりと随分仕掛けてくる作品だなと。 力が入っている証拠ですね…
後藤さんに振られたことから始まった吉田と沙優の物語だが、肝心の後藤さんがなぜ吉田を振ったのかが明らかに。 ただ、後藤さんの言い分に納得はいかなかったが、吉田が素直に自分の気持ちを吐いて、筋を通すように突きつけたからある程度納得のいく落とし…