MF文庫
2年生編も大詰めの3学期。 最初の試験から退学者を想定する試験になっていて、ピリピリした空気が漂っている。それで緊迫感が生まれていました。 もう2年生だから、登場人物に愛着が湧いてきてしまうから辛いものがあった。 坂柳、堀北、一ノ瀬、龍園、それ…
冬休みの出来事。色々仕込んでいて、様々な人達の思惑が交差していくのが見えて期待が膨らみます。しかし、誰か重要なキャラが退学しそうな雰囲気があり怖さもある。 表紙にもなった坂柳の本心には驚いた、彼女がそこまで入れ込んでるとは思わなかった。ただ…
ラノベでミステリー、学園、挑戦してるなと。 推理バトルが軸で学園モノ。興味があり読みました。ヒントを多めで親切でありながらも意をつく謎にしているのは流石でした。 太字で事件に関係していると表すのは斬新ですね。 また、学園の特性を活かした展開で…
色々張り巡らせているなーといった感じ。 南雲は結局のところ、念願晴らせず卒業するのかな。まだ、3学期があるけど、まだ清隆への対抗心が残っているかどうか。 堀北が生徒会長になるのが、どう転ぶか。 堀北が頼りになって、すっかり清隆が介入しなくなっ…
.5みたいな息抜き感がある修学旅行回でした。結構閉鎖的な環境なはずだけど、修学旅行行くんだな。 また、特別な試験はなく、クラスが違う人と行動を共にするだけだから、気軽に読めました。 それでも、要所で見どころがありました。 須藤の堀北への告白。こ…
高校生男女が旅をする。 良い青春でした。 一人旅好きの主人公・海人の親と旅館の女将さんが再婚することにより、義理の妹・栞が出来る。そのことにより、起こる変化。 栞は亡くなった、父の影響。 海人は亡くなった、母の為。 想いは違えど、旅をしたいと…
文化祭。 長谷部の復讐、龍園の裏切り、動こうとしない櫛田、様々な障害がありつつ、クラスのメイド喫茶を成功に導くために様々な手を打つ清隆が流石。 長谷部の復讐に関しては地味だけど、効くやり方。しかし、対処の伏線は予想出来たが、心に来るものがあ…
庵田定夏先生とニリツさん、好きな作家とイラストレーターが組んでいると知った時から楽しみにしていました。 今作は受験勉強がテーマになっていて、勉強の仕方や工夫が描かれているが、それはあくまで人生を切り開いていく手段に過ぎない。 様々な事情を抱…
綾里先生らしさ全開のダークファンタジー。 主人公・西島が大切な存在だった・櫻が思惑ことで命を落とし、魂が地獄に落ちてしまった。 その魂を救済するために、命を張ろうとする西島の熱意が良いですね。 段階的に西島と櫻の関係が明らかになり、どうして…
前巻の満場一致試験の結末が堀北クラスにヒビを入れる形になり、起こるクラスの不穏な兆候。それに対して堀北、平田、須藤が動くが、清隆に意見わ仰ぐのが早いのが気かがりで、徐々に清隆に崇拝しているような感じがするのは心配だが、最後に明かされた清隆…
久しぶりのあさのハジメ先生の新作で、待ってました。 芝居を下敷きにしたラブコメになっていて、本音か演技か分からないようになっている。 今までの作風とは少し違い、ラブコメの行方が分からないようになっていて、演技しているヒロイン達の本心を見抜け…
表紙の素晴らしさよ。 最初の飛行機で出会った君塚とシエスタの話かなと思ったら、それよりも前の話でした。 シエスタが君塚に隣に座るまでの心情が描かれていて、見事でした。 シエスタと君塚が飛行機で出会う前の物語。どれだけ2人の関係には秘密があるの…
久しぶりに過酷な試験が来た。 クラス全員の意見を一致させる試験。簡単そうに見えて、問いによってはドツボにハマる試験でした。 茶柱先生の過去に繋がるもので、クラスの生徒の心が浮き彫りになってくるのが、また辛い。 坂柳が率いるAクラス以外は揉めて…
才人と朱音、素直になれない2人が、それでも歩み寄ろうと勇気出すのはぐっとくる。 普段は互いに関心があるように振る舞ってないのに、大事な時は素直になるのは緩急があって良いです。 才人は朱音の為に金を稼ぐが、それを朱音に話せず、誤解を招くのは意地…
無人島サバイバル試験が終わり、束の間の休みを描いた息抜き回。とはいえ、今後に繋がることが多々あり、見逃せない内容になっている。 1年前と比べて、逞しくなってきている清隆のクラスメート達に驚きつつ、これからAクラスに上がるまでには沢山の成長が…
SF、ミリタリー、ラブコメ、詰め込まれている題材を上手くかけ合わせていくので不思議な読み応えでした。 作品を構成している題材をどれも出そうとしているので、ある程度は仕方ないがまとまり切れてなくて、だがそうした混ぜていくことで逆に癖のある作品…
前巻から続いている強敵・シードとの対決は熾烈を極めましたが締めはしっかりとしていて、シードの力の代償やうちに秘めた気持ちなどを知れて良かったです。 圧倒的な力を持ち、残虐性も見えるシードにも考える背景があり、ただの敵にならずに良かったと思…
結婚を隠しているからこそ、本音で友人の陽毬と話せない朱音の焦ったい気持ちがよく伝わってきました。 あと、陽毬が才人へアプローチをするため、朱音は陽毬を応援するが、徐々に我慢出来なくなっていって、たまらずに心から溢れでた台詞は破壊力がありま…
三角関係ラブコメのハラハラ感が上手く出せていて、どんどん作品に深みが出てきたような気がします。 颯太は千春、千春は颯太、互いに想いあっている間に入ろうとする青海の度胸を見ると応援したくなる。 ただ、今巻は千春の心情を中心に掘り下げていて、よ…
熱いファンタジー作品でした。 主人公のアイルはとにかく臆病で平凡にもなれず主役になりたいとは願う日々だったが、憧れのベルに弟子入りすることで状況は一変する。 姉弟子のシティにも支えられて力をつけていく。 ふとした時に魔導書と適性が合い、さら…
1年生から3年生まで入り乱れての無人島試験下巻。 上巻で膨らみまくった伏線もあっけなくということはなくすんなり収束したかな。 もう少し盛り上がりは欲しかったが清隆が単独行動を徹底していたので仕方ないかな。 とはいえ、随所に胸が熱くなる場面があ…
あらすじから察してはいたが最終巻でした。 天神が憧れの作家だと星花にバレてしまったがあっさり流されて、あれ〜となったがそうでしたか。星花はアホキャラですが傷つきますよね。星花をどう捉えているのか天神と他の人達で差が出ていて、なぜ天神は星花に…
タイトルの通り高校生同士の結婚を題材に仲の悪いというか素直になれない主人公・才人とヒロイン・朱音が環境をガラッと変えたことで接し方や考え方も変わらなくてはならなくて、相手を思い合う関係に変化していくのは上手かったですし、互いに心から嫌いで…
主人公・高村が中学の時から好きな倉咲さんに近づくように、高村を中学の時から慕っている青海が距離を詰めてくる。 絶妙な関係性が生み出す三角関係でした。 誰が抜け出そうとしても終わりにはならないのがミソですね。 高村がウジウジしていて、読む気が削…
表紙の夏凪の場面が切ないし、グッときました。今までシエスタの心臓を持っていながら、扱いが軽かった気がしましたが、本人は秘めたる気持ちがありますよね。 まさかの展開で終盤の絶望感は凄かったですが僅かに残された希望がどのように君塚を引っ張って…
今、注目のシリーズ第2巻。 1巻からあまり間をおかずに2巻が出るのは嬉しいですし、コミカライズ化も進んでるようで、盛り上がっていくと良いな。 2巻もミステリーとしてとっかかりが上手くて読める読める。 依頼も様々で、話ごとに読み口も色々変わってく…
全学年入り乱れる無人島試験スタート。 まずは伏線を撒いていく感じで、様々なところにスポットを当てていたが、まだ足りないんじゃないかな。堀北とか伊吹の単独行動とか平田とか、キャラが増えすぎて難しくなってきましたね笑 1年、3年が不穏な動きを見せ…
人形剣士は断ち切れないの次作は、幼女がドラゴンを癒していく医療ファンタジーだった。 前作はシリアスな感じでしたが、今作はゆるーく読めて、かつドラゴンを治療するということに熱意を注ぐ少女達の奮闘に心が踊ります。 言葉だけではなく、気持ちを込め…
永菜先生がスニーカー文庫だけでなく、MF文庫からも出すなら読むしかない。 ラノベに限らず小説家の物語でした。 小説家を目指している人にはたまらなく刺さるだろうし、目指しいない人でも手に汗握る展開が伝わるようになっていました。 小説家を目指す、…
天神の塾講師としてではなく、作家としてどうなりたいのか。物語の価値に悩みながらもたどり着いた結果には暖かくなりました。届けたいターゲットを明確にしないと埋もれてしまうし、戦略を練らないと売れない。どんな方法を試しても良い。だけど、それ以上…