魔女裁判の弁護人、探偵気取りと不機嫌な青春、あなたが犯人だったら良かったのに、君のクイズが良かった。
6月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5432
ナイス数:168地図と拳 上 (集英社文庫)の感想
上巻。最初から面白い気配を漂わせていて、見事にハマった。様々な人物の群像劇で、それぞれの行動の背景があるため読んでいて熱くなってしまう。戦争の駆け引き、虚しさを描きつつ。その中で生きる人達の行進は止まらない。
読了日:06月30日 著者:小川 哲君のクイズ (朝日文庫)の感想
クイズというのは競技だったのか。ボタンの押し方、答えるまでの思考、細かく描いている。今作を読むとクイズ番組の見方が変わる。問題を読み上げる前にボタンを押し、答えを当てるという離れ技に焦点を当て、なぜそれを行えたのかを掘り下げていく作品だが、のめり込めた。クイズに人生を捧げている主人公・三島のたどり着いた真実とそれに向き合う姿勢が見事としか言えない。
読了日:06月26日 著者:小川 哲数学の女王 道警 沢村依理子 (講談社文庫 ふ 93-2)の感想
ぐいぐい引き込ませるシチュエーション作りと語りが上手くて、最後の真相まで気になって仕方なかった。女性が偏見と戦う作品で、数学者というさらに狭い社会で苦しんだ経緯は辛かった。だけどやっちゃいけないことはいけないよね。沢村が苦労しながらも前に進む姿は応援したくなる。
読了日:06月24日 著者:伏尾 美紀イデアの影 The shadow of Ideas (講談社文庫 も 28-88)
読了日:06月22日 著者:森 博嗣あなたが犯人だったらよかったのに (ハヤカワ文庫JA)の感想
読み終えて、表紙を見直すと切なくて愛おしい2人の少女が目に入る。心に沁みわたっていく。どうしてあの人が死んだの?というところから出発し、様々な関係者を辿り、気づく真相に衝撃を受けました。それを、それは死に至るかもしれないと思えたのは作中の2人の少女の交流が互いにとって救いだったからかもしれない。
読了日:06月20日 著者:井上 悠宇冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)
読了日:06月18日 著者:米澤 穂信探偵気取りと不機嫌な青春 (講談社ラノベ文庫 の 2-1-1)の感想
安心して読める青春ミステリ。過去の苦い記憶から逃げる為に自分を殺していた主人公があらぬ容疑にかけられていたクラスメイトを助けることで、互いに関係を育んでいく様子は子気味よく見えた。人は自分のこととなると視野が狭くなるが、理解してくれる人がいるならば大丈夫だ。爽やかな締めくくっていて良かった。続巻があるならば読みたいくらいに主人公とヒロインが気にいってしまいました。
読了日:06月17日 著者:野中 春樹天嬢天華生徒会プリフェイズ (電撃文庫)
読了日:06月17日 著者:杉井 光ブッダが教える 執着の捨て方 (だいわ文庫 B 176-4)
読了日:06月15日 著者:アルボムッレ・スマナサーラふやすミニマリスト 所持品ゼロから、1日1つだけモノをふやす生活 (幻冬舎文庫)
読了日:06月12日 著者:藤岡みなみ怒らないこと (だいわ文庫)
読了日:06月11日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ不実在探偵の推理
読了日:06月09日 著者:井上 悠宇魔女裁判の弁護人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
最初から最後まで惹かれました。魔女裁判の無謀な状況からいかに無罪まで持っていくかが読みどころだが、一筋縄にはいかないから中々突破出来ない歯痒さから解き放たれるのは最高だが、その先に… 登場人物が背負っている業は重いがそれが良い。是非シリーズ化して欲しい。最期まで読みたい気持ちになった。
読了日:06月07日 著者:君野 新汰あがり【新装版】 (創元SF文庫)
読了日:06月07日 著者:松崎 有理心配しないこと (だいわ文庫)
読了日:06月05日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)
読了日:06月03日 著者:米澤 穂信自分で考えて生きよう (中公文庫 ま 59-1)
読了日:06月01日 著者:松浦 弥太郎
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