羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

キネマ探偵カレイドミステリー

作品をハイペースに生み出していく斜線堂先生のデビュー作ということで読むべきかなという気持ちで読みましたが強烈にビンタを食らったようなパンチの効いたミステリーでした。 映画が題材なのは知っていて、映画詳しくない自分でも話についていけるのかな…

2021年 4月 購入予定&気になる作品

もう4月か。春ですね。新作、新刊ともに読みたい作品が多めで楽しみな月になりそうです。 新作ではラブコメの「幼なじみからの恋愛相談 相手は俺っぽいけど違うらしい」「他人を寄せつけない無愛想な女子に説教したら、めちゃくちゃ懐かれた」は注目していま…

呪術廻戦11

真人や夏油が渋谷に到着して、五条先生が見せた判断は超次元な領域展開の使い方でびっくりしたがそれが最善だった。 しかし、五条先生の感情を利用した策に嵌められ、封印状態に。 ただ封印されてもただではおかないというのは五条先生らしいが笑 五条先生…

2021年 6本目 映画 騙し絵の牙

去年から公開が延期していて、楽しみにしていましたが見事に騙し騙されの舞台劇を観られて非常に面白かったです。 大泉洋さん演じる速水が癖者で自分が楽しむために様々な人を動かしていて、周りもその気にさせられて乗せられてしまうが、周りも癖者だらけで…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5

前巻に引き続きの展開で、ベル達パーティーが追い詰められの決死の逃亡はハラハラしたが、助けられて良かった。助けられる形だったがそこに至るまでの必死さが良かったです。ヘスティアがベルのピンチを察して動き出すのは愛情を感じました。 一度落ち着い…

同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています2

三角関係ラブコメのハラハラ感が上手く出せていて、どんどん作品に深みが出てきたような気がします。 颯太は千春、千春は颯太、互いに想いあっている間に入ろうとする青海の度胸を見ると応援したくなる。 ただ、今巻は千春の心情を中心に掘り下げていて、よ…

どうか、彼女が死にますように

タイトルの意味に気づく最後が最高に良かったです。 良い意味で裏切られた。 序盤から中盤まではよくある日常でどう物語を動かすのか気になっていましたが伏線はありつつもそこに行き着くのかと。 笑ったら死んでしまう少女と誰かを笑わせたい少年が出会い…

赤くない糸で結ばれている

様々な恋愛のままならない感情について書いてきた筏田先生だからこそ、恋の良いとこ悪いところを隔てなく表現出来る。 そんな筏田先生の新作は、恋にまつわる短編集で一つ一つの話の完成度が高いです。 各話登場人物の魅せ方が上手くて迷っている登場人物の…

スパイ教室 短編集01 花嫁ロワイヤル

本編が面白くて好きなシリーズではあるが、いかんせん主要人物が多くていまだに把握出来てない娘もいて、どうしたもんかと思ってました。短編で1人1人の少女を掘り下げていくなら覚えていけそうでホッとしました。 本編は隙間なく詰め込まれているので短編…

ワンダンス05

ダンスバトルの連続でそれぞれが自分のエゴを剥き出しにして踊っていて惹きつけられます。 勝ち負けはありますがたしかに輝いていました。 カボは壁にぶつかったりしながらもダンサーとして周りに存在を見せつけようとしてきているし、壁谷にも自分の意見を…

2020年 下半期に読んだおすすめのミステリー作品17選

凄い今更ですが去年下半期に読んだミステリー作品で面白かった作品を紹介します。シリーズものもありますが単巻でも惹きつけられる作品ですので大丈夫です。気になる作品があれば是非読んでもらいたいです。 法廷遊戯 作者:五十嵐律人 発売日: 2020/07/14 …

幸運は死者に味方する

探偵・ペンテコスト、助手・パーカーが共に女性で妙に癖になる人物像で彼女達が事件の謎を追っていくのを見るのが楽しかったです。 年の差が母娘ほどあるのに2人の間にある信頼関係がブレることなく進むのは良いですし、互いに補い合うように捜査をしていく…

呪術廻戦10

メカ丸の中身である与の決死の戦闘は辛い気持ちに… 三輪ちゃん… そして始まる真人達の侵略、渋谷事変。 ターゲットは五条先生だけど、一般人も巻き込まれていく展開でこれは厳しい戦いになっていきそうだ。 五条先生の戦闘で肉弾戦は珍しいし、吹っ切れてい…

経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その2

1巻読んで続きが楽しみだったので出てくれて嬉しいです。龍斗と月愛が互いに相手から受け取るものが新鮮で、どの出来事も大切に思えるのは読んでいて微笑ましいですし良いものがありますね。定番イベントだけど2人でいるから楽しめる。素晴らしい。 また、…

2021年 5本目 映画 まともじゃないのは君と一緒

成田凌さん、清原伽耶さんが主演のまともじゃないのは君と一緒を観てきました。 この映画はまとも(普通)を知らない大人と少女が互いに試行錯誤してまとも(普通)になろうと奮闘するコメディ。 予告などでずいぶんコミカルな会話の応酬があり、楽しみにしてま…

2021年 4本目 映画 ブレイブ ー群青戦記ー

優れた運動部員達が戦国時代にタイムトリップするという話で軽い雰囲気かなと思ったが最初からエグい始まりで面くらいました。 原作は知らないが監督の匙加減かなと。 連れ去られた仲間達のために立ち向かう高校生の必死さは昔の戦国の時代の常だったのかと…

BEASTARS VOL.6

レゴシがハルに打ち明けて一区切り。 久しぶりに平穏な日々にほっこりしました。 ジュノがレゴシへの気持ちが溢れて暴走して、かえってレゴシを困らせる形になってしまったのは残念だ。だが、肉食獣達からすればジュノが肉食獣の地位を持ち上げた形になって…

THE やんごとなき雑談

エッセイ本の感想はブログにあげてなかったのですが最近好きな俳優の中村倫也さんのとあれば書くしかないなと。 ダヴィンチで掲載されていて注目していたので書籍化してくれてありがたいです。 インタビューやメディアでの中村倫也さんのユーモア溢れるセン…

呪術廻戦0

本編9巻まで読んでいますが名前や強いということしか知らない乙骨が呪術師としての道を歩いていくきっかけの物語で、非常に興味深かったです。 虎杖達は登場しませんが真希さん、パンダ、狗巻が出てきて、本編より幼いのが珍しく感じられて良かったです。中…

インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合

SNSが発展している今だからこその物語でした。 TwitterやInstagram、それぞれ使い方があり良さがあるが悪い面が浮き彫りになってきて私刑が行われる危うさが伝わってきました。 安全地帯から石を投げて人生をめちゃくちゃにしていい権利はないよな。 専門用…

ネメシス2

各巻ちがう作者が書いていくので比較されるのは仕方ないかなと思いますが2巻を読んで個人的には作品の世界観は共有されているし、風真やアンナ達のやりとりや動きに違和感を感じませんでした。 ミステリーとしてのとっかかりは違いますが、1巻はトリックが…

ネメシス1

春から始まる同名ドラマの脚本協力した作家陣が変わり変わりに刊行していく。 先頭を切るのは屍人荘の今村先生。 ポンコツ探偵風真と天真爛漫で助手だか頭が切れるアンナ、2人を見守る栗田、それぞれキャラが立っていて、会話もコミカルで愉快な関係性が癖…

非日常の謎 ミステリアンソロジー

今勢いのある阿津川先生、木元先生、辻堂先生や実績のある芦沢先生、城平先生、凪良先生とバランスの良いミステリー作家陣が集うアンソロジー。 非日常かどうかは読み手次第だが読ませる短編集でした。 先頭打者の辻堂先生の「十四時間の空の旅」はオードソ…

天才王子の赤字国家再生術9 ~そうだ、売国しよう

わーいアニメ化決定。 動くウェインとニニムが楽しみです。 さて内容としてはページ数が少なく薄いと見せかけて、ウェインの自由奔放な振る舞いと場を掻き乱す頭脳は際立っていました。先の先をいくウェインの逆鱗が放たれたらどうなるのか怖いもの見たさが…

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16

修羅場ラブコメも大詰め。 理解者ポジションで収まっていたカオルが暴走し始めてしっちゃかめっちゃかな事態に。 受験失敗の鋭太に忍び寄るカオルの狂気が恐ろしい… が、ヒメに対する八つ当たりはイラッときました。 鋭太に対しての想いが膨らみすぎて歯止…

僕の軍師は、スカートが短すぎる2 〜サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下

女子高生軍師の穂春との絡みが少なかったのは残念でしたが、今巻も面白かったです。 穂春が所属していた事務所に調査していき、リーダーである汐音や身体の弱さや家庭の事情が絡むレンのサポートに回る史樹が大人として子供から頼られやすくて理想でした。 …

卒業したら教室で

市立高校シリーズの最新刊! 目次から仕掛けられていて、高校生達のミステリー作品だよな?と疑うようなもので笑いました。 内容としても卒業シーズンらしく別れや今までの思い出が頭によぎるもので良い雰囲気でした。 また、葉山くんの柳瀬さんへの気持ち…

子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びき

夏ということでプールで遊ぶのは鉄板ですね。 周りからいじられる成田を見て、悶々とする佐々原は変わってきたなぁ。 最初の相談である水泳部の問題については謎自体というよりも解決へのプロセスに惹かれました。 それぞれの泳ぎ方でその人の性格を判断し…

家庭用事件

短編集。 時系列がバラバラで雰囲気も軽いので気軽に楽しめました。最後の話以外は。 最後の5話の優しくないし健気でもないはそれまでとガラッと変わってメッセージ性、社会で取り上げられるべき事柄が入ってきて驚くと同時に上手くミステリーに組み込んで…

昨日まで不思議の校舎

またもや市立高校に潜む闇が暴かれる。 いったい、この高校はどうなっているんだ… 1巻の壁男の件がここにきて浮上してくるとは思ってもいなかったです。 最初は学校の七不思議の話は軽い雰囲気になりがちで前半から中盤までは日常に起きた謎みたいで好奇心…