電撃文庫
ブリュンヒルドシリーズ。設定がうますぎて毎巻感情が掻き乱されるの最高です。逆境の描き方や決断の重みがあって、読み終えた後に放心してしまうくらいです。 今回、ページ数少ないなと読む前に思っていたが、グイグイ引き込まれていきました。帯にあるよう…
1巻でまとまっていただけに、単巻完結でも良かったかなと思いながらも、どう続くのか興味がありました。 序盤から中盤にかけてはレプリカという設定関係ないからアレ?と思っていましたが、見事にやられました。 種を蒔かれていたことに終盤に気づきました。…
咲太は思春期症候群に愛されてるなぁ。 麻衣さんに訪れるピンチ、霧島透子の正体、じわじわと迫っていく危機にハラハラしました。やっぱり咲太は麻衣さんのために動いてこそだよね。最後まで、中々問題解決の切り口が切り出せずに焦るが、思いもよらぬキャラ…
ラザルスが弱さを認めて、自分を俯瞰出来るようになって、1巻の始まりよりも更にカッコよくなっている。 見事な最終巻でした。感無量です。 ラザルスとリーラの信頼関係がとてつもなく強固になっていて、クライマックスの2人の息のあった空間は、ずっと読ん…
ラザルスが落ちていく。 絶望感に打ちひしがれながら、自分が弱くなっているのを実感していく展開は辛い。 しかし、底にまで落ちたから師匠を思い出せた。 ラザルスの賭博師としての終わりが迎え。再び賭博師になる。今までとは違う、スタイルを見つけていく…
ラザルスの旅は波乱だらけ。 今回は自分から踏み込んだわけではないが、勝手に巻き込まれていた。 変化と愛情がテーマとしてあったが、結局のところ人それぞれ。歪みを感じても、それはその人の在り方だから、他人から見たら同意出来なくても仕方ないのかな…
ラザルスがリーラを助けた代償として、帝都に居づらくなって、旅することに。 そして、立ち寄った村で訳あり娘・エディスに出会う。 今回も賭博師として動くラザルス。 旅先だから見せる駆け引きは流石でした。 また、エディスを救う気ではなかったラザルス…
久しぶりに読み返したくなりました。 デビュー作ながら、完成度の高さを再確認出来ました。 何度読んでも良作。 ラザルスが信念を曲げてでもリーラを助けようとするのは熱い。どうでもいいと投げやりに生きていた男が徐々に変わっていく心境も見応えがありま…
読んで良かった〜! 青春SF作品としては波乱の起き方がリアリティがあって、より感傷的になれました。好き。 本人とは切り離された存在であるレプリカ。 本人とは違う存在だからこその悩みが生まれていき、次第に自我が芽生えていく。 だが、自分はニセモノ…
咲太の中学時代の同級生である赤城と大学で再会し、彼女が思春期症候群に巻き込まれているのを知り、咲太は動く。 咲太の過去を知る存在だからこそ、咲太も赤城を気にかける。 咲太の中学時代と前2冊が地味に伏線になっていて、気づかされる終盤は唸りました…
咲太と麻衣さんに平穏なクリスマスは来ないのか。 霧島透子を何とか突き止めないと麻衣さんに危険が迫るというメッセージから、彼女に迫ろうとするが中々尻尾を見せない。咲太の働いている塾で教え子が増えることになり、その教え子・姫路の思春期症候群の対…
大学生編になり、高校生編とはまた違った思春期症候群の雰囲気になっていました。大学生あるあるが詰まっていて、子供でもなければ大人でもない未熟さが際立っていました。 服装だったり、冷めた付き合い、周りに合わせるのを優先する緩さ、読んでいて歯痒い…
咲太は花楓の面倒を見て、生活を送っていたのだから、周りよりも、いち早く大人になるしかなかったからこそ、親との距離感が分からなくなってしまうのも頷ける。 咲太はまだ、高校生だから、脆い部分もある。 そこと向き合うのが今巻。 花楓の悩みが解決され…
新章突入ということで穏やかな雰囲気に包まれていたが、花楓とかえでの問題は重たかった。 花楓からすると、空白の期間になっていた自分の中にいた、かえでの頑張りは背負わないといけないと思ってもおかしくはない。 空回りしそうになるのを知ってても、し…
川原礫先生の最新作。SAOを書いた作者だから描けるデスゲーム作品になっているなと。登場人物が小学生だからこそ、パニックになるし仲違いも起きる。そして必死さ、緊迫感を生み出していて、楽しみなシリーズになりそうです。 序盤は少し退屈かなと思いまし…
衝撃のデビューを飾った竜殺しのブリュンヒルドの前日譚にあたる物語。続編ではなく、世界観をより掘り下げたのは英断でした。 あれだけの作品を書いてしまったら、書くのに迷いが生まれてもおかしくはないな。 ただ、それでも今作を書いて下さってありがた…
今、勢いに乗っているアニメのスピンオフ小説。 発売前の重版が決まるのはかなり凄い。 それだけ注目されているということ。 まったりとした日常感が素晴らしい。喫茶店リコリコのお客さんから見た店の良さは羨ましく見えました。こんな落ち着ける、隠れ家み…
ロレンス視点ではなく、ホロ視点多めの1冊になっていて新鮮でした。 中編1本と短編2本が入っていて、最初の中編では頼れる存在として少年、少女の旅に同行して、からかいつつも、しっかり道を示しているのは流石でした。純粋な気持ちで旅をする2人は眩しか…
新八角先生の描くファンタジーはやはり良い。 世界観と人物の描き方が好き過ぎる。 小さな子は確かに怪物だ。そんな子でも無慈悲な災害に遭えば怪物でなくなってしまう。 主人公・アシトは目の前で無くした姉を忘れられずにいて、とにかく姉を探していた。 …
あらすじから最終巻か…とショックを受けるくらい好きな作品でした。 騙し合いエンターテイメントもこれにて完結。正直、もっともっとジンとニーナが周りを騙していく様子を見たかった。それくらい、物語としての盛り上がりとキャラの魅力がありました。 最…
久しぶりに読み返しましたが、最初に読んだのが6年前なので、新鮮な気持ちで読めました。 素晴らしいくらい、危うい小説。 惹き込まれること間違いなしの作品です。 作品の入口が衝撃だが、そこに至るまでの過程には徐々に情報を明かしていく塩梅だったり、…
限界オタクめくるの声優としての悩みにスポットを当てていて、悩みながらも自分の声優としてのあり方を考えていく。 今まで頼りにしていた、めくるの脆さが明かされて、競争率が高い声優界では致命的なものだった。 自分よりも周りの声優の事を思ってしまう…
いやー、良かった。 前巻が悲しめな余韻があったので、どうなるかと思いましたが、収まるところに収まりましたね。 彩葉とヤヒロが分断させられる状況にヤキモキしながらも、しっかり再会する場を盛り立てていたのは流石でした。 まだ、3巻ですが、ヤヒロと…
タイトル、表紙、あらすじから気になって仕方なかったので、買ってすぐ読みました。 久しぶりにファンタジー作品でどハマりしました。 人は竜を殺して資源を得る。そんな世界観と登場人物の宿命が綺麗にマッチしていて、より悲劇を際立たせていた。久しぶり…
ホロとロレンスの関係は安定しているようで、まだ揺れ動くものなのかと再確認出来ました。喧嘩していても、探り合いつつ落としどころが見事です。 ホロの心は故郷の事となると弱くなる。 ロレンスがその都度、支える。 良い関係だなぁ。 互いにぶつくさ言い…
良いですね。 派手な商人としての駆け引きはなかったですが、ロレンスとホロの間にある駆け引きは読み応えがありました。 ロレンスとホロが互いの夢を知っているからこそ、相手を尊重する。だがその時に2人が一緒じゃないと意味がないんだと思う。 相手を尊…
始めから、ロレンスとホロのイチャイチャが入っていたが、すっかり慣れているのがツボでした。互いに内心では落とし所を分かっているのは仲良すぎでは笑 今回は箸休めみたいに感じたが、しっかりトラブルに巻き込まれていた。前巻までが修羅場の連続だった…
下巻。 カジノ周りの事件は片付いたが、キズメルの問題は未解決。そのあたりは次巻以降に持ち越しかな。クエストの背景が練られていて、話に引き込まれる。 プレイヤーだけでなく、NPCも背負っているのが分かり、NPCだって生きているのだと確認出来ました。…
また上下巻構成か。 上巻である今巻はカジノが舞台で不正を暴いて、根本的な黒幕を叩くということで、次巻へ含みをもたらす展開でした。 ゲームの世界でもカジノは麻薬的な中毒性を持っていますね。 キリトとアスナのイチャイチャっぷりは健在でした。アル…
下巻。前巻から続いた話だったがクエストの流れが不規則になっていて、かつ黒ポンチョの介入もあってややこしい事に。 緩い日常もありながらもスリルがある戦闘があり、読み応えがありました。 階層ボスや暗躍している黒ポンチョなどに苦しめながらもキリト…