羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない

青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

 

咲太と麻衣さんに平穏なクリスマスは来ないのか。

 

霧島透子を何とか突き止めないと麻衣さんに危険が迫るというメッセージから、彼女に迫ろうとするが中々尻尾を見せない。咲太の働いている塾で教え子が増えることになり、その教え子・姫路の思春期症候群の対処がメインに。

両方、追う形で進捗が非常に遅い。

正直、あからさまな可愛がられたい願望強めの姫路に魅力が感じられず、話を引っ張られるのが嫌だったが、麻衣さんがバッサリいったのは流石です。貫禄ありました。というより、比べものにならない。

話の合間にあった、麻衣さんの誕生日イベントや麻衣さんの咲太への気持ちは、改めて2人の結びつきの強さを感じられました。

 

姫路はどうにかなったが、霧島は捕まえられず…

麻衣さんの身に不吉な予兆が出ていて、心配です。

霧島透子を救えるのか、麻衣さんの身を守れるのか、次巻で決着するのかな。

 

12月1日、咲太はアルバイト先の塾で担当する生徒がひとり増えた。姫路紗良――峰ヶ原高校の一年生で、成績優秀な優等生。
「今日からお願いします。咲太せんせ」
3日前に咲太が見た夢と一言一句同じ挨拶をする彼女もまた、霧島透子から思春期症候群をプレゼントされていた。紗良はそれを「治さないでほしい」というが、一体どんな思春期症候群を発症しているのか。「麻衣さんが危ない」というメッセージも気がかりな中、面倒なことになったと頭を抱える咲太だったが……。
教え子のため、そして麻衣とのクリスマスデートの平穏を守るため! 師走の咲太が東奔西走する、シリーズ第12弾。