2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
武田彩乃先生の新作。 愛情を払えない少女・宮田と愛情を受けられなかった女性・江永が互いに傷と向き合い、孤独から抜け出していく物語。 生きていくうえで必要とされている両親からの愛情の無さに飽き飽きとしている2人が相性が良いのは納得だし、出会え…
もう9月になるのか。 気付いたら年末になってそうです。 今年は外出する機会が少なく、読書する時間が多いので、読みたい作品は多く読んでおこうと思います。 新作で注目するのはデビュー作から安定している羽場先生のラブコメ作には期待しています。 そして…
名曲の糸が映画化。 菅田将暉さん、小松菜奈さんが主役で歌詞のように出会いの大切さがあるストーリーということで惹かれました。 会うべき時に会う会うべき人と出会うというロマンを見れました。 人と人の出会いは一期一会と言うが、まさにそうだなと。 苦…
実写映画化されて観に行って、面白かったので文庫で読み返しました。 初めに読んだ頃は楓が悪いよと思ったが、改めて読んでみると秋好も悪い部分はあるよなと。 最初は戸惑っていたが、秋好とのたわいもない日々が新鮮で、理想を語る秋好を気に入っていたか…
住野よる先生原作の青くて痛くて脆いが実写映画化されました。 これは観にいくしかないということで観にいきました。 主演の吉沢亮さん、杉咲花さんの演じる楓と秋好はあまりに原作でのイメージにピッタリで驚きました。これだけでも原作への愛が感じられま…
グラスホッパーに少し違和感を感じていましたが、ハリウッド映画化ということでマリアビートルを読みました。今作は読み進めたら、いったいどこに向かっているんだという疑念から始まり、登場人物が揃い状況が悪い方向にひたすら向かっていってからは、もう…
父が有名な小説家だったが、家庭を顧みない生活を送っていて、そんな父が嫌いになり、小説そのものまで嫌いになってしまった主人公の春原が、父の死の後に文芸部に所属することになり、嫌でも小説と向き合わなければならなくなる。 最初は嫌な気持ちを持っ…
完結。 寂しい限りだけど、1巻の時点では想像出来ないくらいに素直に気持ちを吐き出せるようになった、想太と千影を見れたから満足のいくシリーズだったと思います。 神様に弄られて、世界線が幾度も変わって離れてはくっついてを繰り返しても、一緒にいる…
イラストレーターの変更とのことだが、表紙や口絵、挿絵もあまり違和感なく見れたので、問題なし。 話としては表紙の通り、真桐先生が主役。 今まで頼りの存在だったが、そのイメージは今巻で崩れ去りましたね笑 困ったら酒に逃げ、優児に愚痴る。 まさかこ…
河野裕先生が遂に単行本で作品を出すことに。 めでたい。 これからは、多くの人に河野裕先生の作品を知られていくのだろう。 河野裕先生の作品と言えばサクラダリセット、階段島のイメージが強いだろうが、今作がそのイメージを塗り替えていきそうなインパク…
人形剣士は断ち切れないの次作は、幼女がドラゴンを癒していく医療ファンタジーだった。 前作はシリアスな感じでしたが、今作はゆるーく読めて、かつドラゴンを治療するということに熱意を注ぐ少女達の奮闘に心が踊ります。 言葉だけではなく、気持ちを込め…
斜線堂先生の孤島と館モノのミステリー。 題材が題材だけに作風が硬くなるかと思いきや、2人以上殺したら地獄に堕とす天使がいるというファンタジーさが作品全体に大きく影響を与えていて、不思議と読みやすくなっていました。 主人公の青岸焦はかつて名探…
永菜先生がスニーカー文庫だけでなく、MF文庫からも出すなら読むしかない。 ラノベに限らず小説家の物語でした。 小説家を目指している人にはたまらなく刺さるだろうし、目指しいない人でも手に汗握る展開が伝わるようになっていました。 小説家を目指す、…
前巻の裏側に起こったこと。 前巻の謎の引きで、えっ?何が起こった?と思わせといて、あっさり始まっていく。 次第になぜ不穏な空気が流れていたのかを知る。 物語の構成、読者を騙すという仕掛けに関しては当たり前の様に巧みに行われていて、ただ読み進…
死ぬ前にやり残したことを請け負い、手伝っていく。大人の2人組だからこそ、やり残したことの依頼に潜んでいる想いを拾えたんだと思います。なぜ、その依頼をしたのかまでも求めていくのが良いですね。主人公のテルは最初は冷めていたが、すずと働いていくう…
君が電話をかけていた場所で撒かれていた伏線を回収して、終わりに向かっていくので身体に重たくのしかかってくるような重厚感がありました。その分、読み応えはバッチリ。 奇妙な四角関係になり、陽介が揺れるのは分かる。自分の大切な人が別の方向を向い…
夏の時期にぴったりの作品なので久しぶりに読み返しました。やはり夏に読むと浸れる作品でした。顔に痣があり、後ろ向きで自暴自棄的な生き方をしていた深町陽介だが、ある時謎の少女から電話がかかってきて、ある賭けに乗ることになる。陽介の痣があって、…
人間とアンドロイドの倫理観やら常識を無視した恋の物語でした。設定が好きな人にはたまらなく刺さる仕掛けが随所になされていて、伏線が回収されて、認識していた現実と実際の世界がひっくり返るところなんて、たまらなく震えました。最初は恐る恐る近づい…
久しぶりに息を殺して、ひたすら文章を必死に目で追う作品と出会いました。 本屋に行く人ならば、一度は目にしたことがあるはずの有名作。 どんなものかと読み始めましたが、あっという間に作品のもつ苦しさに呑まれて、最後まで惹きつけられる作品でした。…
ランタが抜けて、どこか寂しげなハルヒロ達。思えば、どんな時もランタが良くも悪くも口うるさかったから、皆士気を保てていたのかな。基本みんな大人しいから、余計に大事な存在だったんだなと。そして、ハルヒロ達がピンチに。今までとは違い、ハルヒロ頼…
2020年の上半期に出たキャラ・ライト文芸のオススメの作品を紹介していきます。 気になった作品があれば、是非読んでほしいです。 午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中 (PHP文芸文庫) 作者:藤まる 発売日: 2020/01/10 メディア: 文庫 死んだ者と生きてい…
公開日にぐらんぶるの映画を観に行きました。 素晴らしい裸映画で、原作やアニメで作品を知っている人でも納得出来る内容だったと思います。 まったく知識がない人でも楽しめる、勢いや勢いや勢いがありました。むしろ勢いしかない… 最初の狂気のようなルー…
ファルまろさんのイラストと魔女の家族モノということで気になって読みました。出だしは非常にゆったりとしたのんびり過ごす微笑ましい家族の形でした。主人公であるアルがある程度歳を重ねて、外の世界を見にいってからは様々な新しい知識が身についていく…
高校2年生の夏は進路で頭が痛くなる時期ですが、そこに恋愛のもつれが加わるとさらに大変なことに。主人公・椋が鈍感という言葉だけで表せないくらい地雷を踏み歩いてるのに違和感があるが、そこは…ね。幼馴染の姫奈がかなり攻めの姿勢だった、だが椋の方が…
作者はオリンポスの郵便ポストでデビューしてから作品を積み重ねていき、どの作品も共通して、人の心が揺れるような話を書いていて、今作もそうでした。文明が滅んだ世界で、旅をする少女・レミと自動人形・リーナが旅の先々で出会う人達と関わっていき、そ…
ランタがパーティーを裏切った形になりながらも、どこかで皆信じているのが良いね。初期のランタなら信じられないかもしれないが、積み重ねてきたものがあるから、簡単には崩れない。ハルヒロがランタをハッキリと信じてるのは、パーティーで1番ランタと話し…
夏にタイムリープはよく合うなぁ。高校の時に運命的な恋をした夫婦、が出産間近に交通事故に巻き込まれて死ぬことに。目を覚ましたら高校の時に戻っていて、離れ離れになった夫婦が運命的な再会を遂げるために四苦八苦する物語。好きな相手の名前や存在を忘…
最初の数巻以降控えめだった真白が積極的に動き出した。真白の父の来襲も重なって、真白との関係を周囲に見せるために明照は真白とのデートをすることになる。その裏で、最近気づいた彩羽のうざ絡みの中に潜んでいる可愛さに気づいた明照が彩羽が心を休めら…
山田くんと7人の魔女の作者の新作ということで読みました。キャラクターが生き生きとしていて読んでいて引き込まれる。そして、取り違えっ子という家庭状況だからこそ、感情が渦巻いていくラブコメになっていきそうでこれからが楽しみな作品です。主人公の凪…
表紙の美しさやタイトルの奇妙さに惹かれて読みました。主人公の亨が父親の死に際の台詞を理由に無気力に生きていたところにくらげを呼び出そうとする少女の小崎と出会うことで、徐々に変わっていく物語。2人以外にも親友や優等生がいて、様々な人がくらげを…