住野よる先生原作の青くて痛くて脆いが実写映画化されました。
これは観にいくしかないということで観にいきました。
主演の吉沢亮さん、杉咲花さんの演じる楓と秋好はあまりに原作でのイメージにピッタリで驚きました。これだけでも原作への愛が感じられます。
他のキャストさんも、岡山天音さん、松本穂香さん、森七菜さん、柄本佑さん、などなど演技派の方々が脇を固めていたので、楓と秋好が離れ離れになっても物語から目が離せなかった。素晴らしい配役。
原作を読んで数年経っているから細部は抜けているが、大まかにいえば原作の大事なところは落とさず、映画ならではのオリジナル要素もあり、楽しめました。
楓の身勝手な感情の揺れ幅をじっくり見せていたからこそ、終盤の秋好との話し合いはぐさりとくる。復讐に燃えて、視野が狭まった楓が過ちを受け止めるまでや新たに秋好と向き合う最後は良いなと。
序盤、中盤、終盤の展開に隙がない構成で最後まで気になるという吸引力がありました。
タイトル通り、青さや痛々しさ、脆さが詰まった映画になっていて、刺さる人は多いのではないか。青春の苦さがたまりません。
原作読んだときは楓9割悪いなと思っていたが、映画観たら秋好も中々悪いですね笑
楓は秋好と過ごしていた最初のたわいもない、小さな活動が気にいるのも無理ないなと。
秋好は秋好で考えていたんだろうけど、楓を突き放した感じはある。
互いにすれ違ってしまったのが残念でならないが、平和じゃなかった子が救われることもあり、楓と秋好の活動は響いた人がいたのは救いですね。
楓と秋好以外の人物達も青さがあり、等身大の人間に感じられました。
BLUE ENCOUNTさんの主題歌も作品の終わりを綺麗に彩っていて素晴らしかったです。
素晴らしい映画です。
改めて、原作文庫版を読もうと思います。
どう感じるのか楽しみです。
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