羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

キャラ・ライト文芸

ホワイトラビット

伊坂幸太郎作品に最近ブームになっていて、最近本屋に行ったらよく並んでる今作を楽しみにしていました。 ノンシリーズなので前知識は必要がないので入りやすいかと。 読み終えた後は上質な変な小説。という不思議な感触でした。 時系列ずらしたり、意味が…

ゴミ箱診療科のミステリー・カルテ

ステイホームの密室殺人にこちらの話がチラッと挟んであり、興味が湧いたので読みましたが正解でした。 医療ミステリーとして専門用語がありましたが、楽しめました。 働かないが能力はある上司三神さん、生意気な後輩宗方や愉快な仕事仲間達に囲まれながら…

髭と猫耳

賭博師は祈らない、吸血鬼に天国はない、の周藤先生の新作。 髭の執事・ロイドが猫耳のお嬢様・エミリアに付き添い、自分探しの旅に出るというもの。 エミリアのわがままにロイドが付き合って解決していく。 一見無鉄砲に感じるエミリアだけど、要所で物事…

サブマリン

チルドレンの続編。 今回は少年犯罪でも重い殺人問題について書かれていた。 未成年の重罪への世間の風当たりの強さは行き場のない気持ちをどこかに向けたくなる人間の弱さからなのかなと。 被害者が加害者を怒るのはまだ分かるが、関係ない人が怒りだして…

揺籠のアディポクル

ジェリーフィッシュは凍らないで有名な市川憂人先生の新作。 1年に1冊ペースが早いのか遅いのか分からないが、どの作品も読み応えがあるのでいつまでも待てます。 今作は無菌病棟で起きた殺人。 その殺人が起こるまではタケルとコノハのじゃれあいに頬が緩…

五色の殺人者

今年の鮎川哲也賞の受賞作品はどんなミステリーだと期待してたら見事に読者の隙を突くようなトリックと犯人の姿が目撃者によって違う色を指しているという魅力的な設定を上手く利用した力作でした! 介護施設で殺人が起きるので、犯人を見たのを覚えていら…

向日葵を手折る

作者の別作品を読み、気になる作家さんだなと思ってたら新作が出ていたので読みました。 率直にいうと辛さや痛みを感じつつ幸せに包まれる読後感でした。 辛い、痛い、というのは登場人物の綺麗な内面と汚い面が見事に描かれていたからだと思う。 主人公の…

AX アックス

殺し屋シリーズ最新刊。 グラスホッパー、マリアビートルを読んだら今作を読むしかないってくらい好きなシリーズです。 作者いわくシリーズってわけではないそうですが、そう括られているので。 殺し屋の兜が恐妻家で、家庭でいかに平和に過ごそうと繊細に勉…

戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

タイトル通り、戦略外捜査官になるまでのドジっぷりには目を当てられない。 だが、戦略外になってからが本番。 普通だったら何もしなくていいという意味だけど、海月は何してもいいと捉える。 最初は噛み合わないバディだったが、設楽が海月が真面目に事件…

チルドレン

自分の中の信念を曲げずに貫く陣内が憎たらしくも嫌いになれない人物で、陣内に引っ張られるように読み進められました。 陣内は明るい陽気な部分と薄暗い陰な部分が秘められていて、そのバランスが絶妙でした。彼が吐く言葉は暴論に聞こえるが、心に届くもの…

さよならの言い方なんて知らない。4

待望の架見崎シリーズの新刊。 表紙の娘はいったい誰だか気になってきたが、いつか分かるでしょう。 今回は遂に今まで暗躍していた香屋が表に出てきて存在を街全体に知らしめるということでしたが、アクシデントがありつつも香屋の示した架見崎という街への…

さよなら僕らのスツールハウス

思春期の一部である大学生の時にシェアハウスで男女が過ごしていったら、それは何かあるだろう。 シェアハウス内で起こる謎や、メンバー内の中で交わる思惑などがまさに青春という感じで、読んでいてこういう風に生活を共にしていけるならと羨ましくもなり…

きみのために青く光る

今となっては作者買いしているが、初めて似鳥鶏先生の作品に触れた作品なので、印象に残ってる作品です。 久しぶりに読み返しましたが、面白い。 不思議な能力を得て、日々の日常に変化が起きる。 能力を得た人達の短編で、どのキャラクターも戸惑い、悩ん…

僕の目に映るきみと謎は

「誰も死なないミステリーを君に」でぐんっと知名度を上げた井上悠宇先生の新作。 怪異の正体をミステリーの定石である5W1Wの法則を持って暴いていき、怪異の呪いを潰していく。 主人公・真守と幼馴染で霊能探偵・恋子が互いに協力していくが、2人の関係やか…

死体埋め部の回想と再興

まさかの続巻。 1巻の最後で吉か凶かドキドキする余韻が素晴らしかったから続くことに驚いたが、最後まで読んだらこの展開もありだなと。 祝部が織賀を失くしてしまい現実から逃避行していく堕落具合が素晴らしいし、何より元凶の織賀がいなくなったのに地…

沖晴くんの涙を殺して

表紙やタイトル、帯の推薦文などを見るだけで読みたくなる吸引力がありました。 売り出し方としては最高でした。 もちろん中身も素晴らしいです。 震災の影響で家族を失って、そのときに死神と取引をして喜び以外の感情を失ってしまった主人公の沖晴。 傷が…

この気持ちもいつか忘れる

住野よる先生の作品は今まで一通り読んでるが、恋愛は初めてだな。 ただ、素直に恋愛モノと括るには軽いし、そうではないとも思う。 言うなら恋愛感情そのものを描いていたような気がしました。 主人公・カヤが人生に退屈しているときに出会ったチカという…

生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

花人という特殊設定が鍵になっていて、差別や事件が起こるたびに生まれる偏見が嫌で嫌で仕方ないが、現実でも起きている問題なのがまた嫌だ。 そして、立て続けに起こる殺人事件の犯人は花人というのがまた怪しい。 事件を読んでいて、違和感がある部分が見…

空想クラブ

逸木先生の作品は文庫化された作品を読んでましたが、今作はあらすじに惹かれて単行本で読みました。 今までの作品とは違いファンタジー要素が強めだったが、器用に作品の魅力に繋がっていたので良かったです。 空想が好きな主人公・吉見や周りのメンバーを…

ニキ

普通をこなせる周囲から浮いて、普通じゃない自分に苦しむ田井中がふいに出会ってしまった。自分よりヤバイ気持ちを秘めている二木と。 最初は脅し合いで、探り合っていた2人だが、互いに自分の抱えている気持ちを吐き出しあってからは単純に心許せるような…

君と漕ぐ3 ながとろ高校カヌー部と孤高の女王

久しぶりの続巻。 連載ものだから仕方ないのかなと思うが、もう少し刊行ペースを詰めてくれないと内容が離れてしまう。 まぁ、読み始めたら内容に引き込まれるんだが。 孤高の女王・蘭子が恵梨香とペアを組んでオリンピックを目指そうと話を持ちかけてきた…

愛されなくても別に

武田彩乃先生の新作。 愛情を払えない少女・宮田と愛情を受けられなかった女性・江永が互いに傷と向き合い、孤独から抜け出していく物語。 生きていくうえで必要とされている両親からの愛情の無さに飽き飽きとしている2人が相性が良いのは納得だし、出会え…

大人になるには必要なもの 青くて痛くて脆い 角川文庫

実写映画化されて観に行って、面白かったので文庫で読み返しました。 初めに読んだ頃は楓が悪いよと思ったが、改めて読んでみると秋好も悪い部分はあるよなと。 最初は戸惑っていたが、秋好とのたわいもない日々が新鮮で、理想を語る秋好を気に入っていたか…

ハリウッド映画化決定 注目作 マリアビートル

グラスホッパーに少し違和感を感じていましたが、ハリウッド映画化ということでマリアビートルを読みました。今作は読み進めたら、いったいどこに向かっているんだという疑念から始まり、登場人物が揃い状況が悪い方向にひたすら向かっていってからは、もう…

新米編集者・春原美琴はくじけない

父が有名な小説家だったが、家庭を顧みない生活を送っていて、そんな父が嫌いになり、小説そのものまで嫌いになってしまった主人公の春原が、父の死の後に文芸部に所属することになり、嫌でも小説と向き合わなければならなくなる。 最初は嫌な気持ちを持っ…

河野裕先生の新境地を読もう 昨日星を探した言い訳

河野裕先生が遂に単行本で作品を出すことに。 めでたい。 これからは、多くの人に河野裕先生の作品を知られていくのだろう。 河野裕先生の作品と言えばサクラダリセット、階段島のイメージが強いだろうが、今作がそのイメージを塗り替えていきそうなインパク…

楽園とは探偵の不在なり

斜線堂先生の孤島と館モノのミステリー。 題材が題材だけに作風が硬くなるかと思いきや、2人以上殺したら地獄に堕とす天使がいるというファンタジーさが作品全体に大きく影響を与えていて、不思議と読みやすくなっていました。 主人公の青岸焦はかつて名探…

あなたが心置きなく死ぬための簡単なお仕事。

死ぬ前にやり残したことを請け負い、手伝っていく。大人の2人組だからこそ、やり残したことの依頼に潜んでいる想いを拾えたんだと思います。なぜ、その依頼をしたのかまでも求めていくのが良いですね。主人公のテルは最初は冷めていたが、すずと働いていくう…

僕が電話をかけていた場所

君が電話をかけていた場所で撒かれていた伏線を回収して、終わりに向かっていくので身体に重たくのしかかってくるような重厚感がありました。その分、読み応えはバッチリ。 奇妙な四角関係になり、陽介が揺れるのは分かる。自分の大切な人が別の方向を向い…

君が電話をかけていた場所

夏の時期にぴったりの作品なので久しぶりに読み返しました。やはり夏に読むと浸れる作品でした。顔に痣があり、後ろ向きで自暴自棄的な生き方をしていた深町陽介だが、ある時謎の少女から電話がかかってきて、ある賭けに乗ることになる。陽介の痣があって、…