ワシントン・ポーシリーズ最高。
毎回、最後まで読んで事件の真相に唸るばかり。
前巻の真相に痛めつけられたが、今回はわりとユーモア多めで楽しめました。ポーとティリーのわき道にそれる会話はずっと追っていたい気分になります。タッグ感に磨きがかかってきて、益々貫禄が増してきました。
今回不思議な事件現場から違和感を見つけ、小さな事から掘り下げていき、妨害にも屈せず犯人に突き進むポーとティリーのコンビが魅力的過ぎました。ブレーキがなくてアクセルしかない感じ好きです。
無鉄砲なポーだが、犯人や事件関係者には誠意を見せる場面があるのはずるいなぁと思います。犯人との対峙は読み応えあります。
事件の複雑さも良きです。戦争なども絡んできて、一概に犯人を責めきれない感じが良い。
フリンさんの職場復帰やポーの家族の事など、まだまだ目が離せないシリーズです。
売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。ポーは3年前の強盗殺人事件との関連を疑い……