羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

ミステリー

名探偵の証明 蜜柑花子の栄光 文庫

名探偵のあり方を探求し続けたシリーズの最終巻。 前巻から登場した祇園寺が再び登場してきて、蜜柑と相方の日戸が振り回される。 蜜柑の名探偵として試される連続謎解きにカタルシスを感じつつも違和感があり、全てが収拾していく結末は見事としか。 途中…

虚構推理短編集 岩永琴子の純真

今回も短編集。中編も混ざりながらだが、面白さは損なわれておらず、どの話も思考を捏ねくり回す琴子の言葉に振り回されて痛快だった。 毎巻の如く、作品のコンセプトでもあるからだが、情報を拡大解釈するのが素晴らしい。 読めば読むほど、その発想があっ…

星詠師の記憶 文庫

阿津川先生の作品で唯一未読だったので文庫化して嬉しい。 厚い一冊ですが、最初の仲の良い兄弟が家庭環境に負けずに生きていこうという導入や被疑者を射殺してしまった刑事の行く末など、掴みが抜群でした。 また、未来予知という能力をここまで複雑にして…

探偵は教室にいない 文庫

単行本が大好きで読み返したりしていた作品で、文庫化されるのは嬉しい。 しかも、単行本にはなかった作者のあとがきが入っている。 内容としては、中学生男女4人とひきこもり探偵が登場する青春日常ミステリー。 各話スポット当てられる子たちが話の終わり…

廃遊園地の殺人

斜線堂有紀先生は作品を生み出す速さもさることながら、特殊な設定を用いて面白い作品を出すのが凄い。 今回はタイトルからして不気味で、何がやってくれるんじゃないかと予感しましたが、やはりタイトルに込められている通りでした。 プレオープンの遊園地…

僕が答える君の謎解き 2 その肩を抱く覚悟

素晴らしい! 1巻同様、青春とミステリーが組み合わさっていて満腹です! 特にミステリーとしてガチガチのロジカルが展開されていて、解決パートで真相が明かされると、あぁ!と気付かされるのが気持ちいい。 最初のカンニング事件の濡れ衣を晴らす過程や次…

開化鉄道探偵 文庫

発売時から表紙やあらすじで気になってはいたが、手が出せてなかった。 もう勢いで読もうと思いきって買いましたが、満足出来る作品でした。 探偵に弱い人からすると、今作の探偵ポジの草壁が魅力に見えるでしょう。 飄々と事件を探っていく振る舞いが良い…

誰も死なないミステリーを君に 眠り姫と五人の容疑者

ナンバリングがないので、なんだろうと思ったらが、前日譚だからか。 死線が見える志緒が苦しんでいた時に佐藤と出会い、志緒の重みを取り除こうとする佐藤の考えは志緒にとって大きかっただろう。また、佐藤にとっても志緒の能力に救いを感じているようで…

誰も死なないミステリーを君に 2

誰も死なないよう、死の予兆、いわゆる死線が見える人を調べて守っていく佐藤と志緒。 志緒の友人・飛鳥が莫大な遺産相続が舞い込むからなのか、否か。 獅加観家に潜む裏側を知っていくうちに、思いもよらぬ事態に。 飛鳥だけでなく、その周りの人達に現れ…

誰も死なないミステリーを君に

再々読ということで大筋は覚えていて、細かなところは抜けていたので、またまた楽しめました。(幸せ) 今作は読めば読むほど発見があって、味わえます。 何度読んでも美しい構成と台詞の数々に虜になっとしまいます。 現実で誰も死なないミステリーを作るの…

リバーサイド・チルドレン 文庫

叫びと祈りでガッツリ作者に心掴まれたので、次作のリバーサイド・チルドレンは楽しみにしてました。 今回も異国カンボジアを舞台にしていて、本筋とは離れた情報描写がうまくて頭の中で主人公達が過ごす風景が想像出来て、それだけでも心地よいです。 主人…

叫びと祈り 文庫

作者の別作品が文庫化されるので読み返しました。 外国の様々な場所が舞台になっていながら語り手が多言語を話せる日本人ということで、話に入りやすいのは大きいです。 また、場所や風景、感情等の描写が上手いので、文章読んでいて頭に入ってきやすいです…

自由研究には向かない殺人

タイトルに惹かれて読みましたが、読んで良かったです! 今年読んだミステリー作品の中でも屈指の面白さでした。 主人公のピップが非常に魅力的で、物事に対しての向き合い方や友達への配慮などが優れている。 そんな彼女が地道な調査や綱渡り的な活躍を見…

異能持ち名探偵大集合の似鳥先生の最新作 推理大戦

発売を知ってから楽しみにしていた作品で、似鳥先生が名探偵を取り扱うって珍しくて興味津々でした。 推理ゲームを行うために日本だけでなくよその国からも名探偵を集めるということで、各国から名探偵を選ぶまでの過程もしっかり描いているのは丁寧で良か…

新世代ミステリ作家探訪

ここ数年、単行本の作品にまで手を出すくらいミステリが好きになってきている時に、近年活躍していてこれからの活躍が期待されたミステリ作家達の考えに触れられる対談集と聞いたら読まずにいられませんでした。 影響を受けた作品やジャンルの特性、書く時…

シンデレラ城の殺人

タイトルを知った時から読みたいと思っていた作品で、期待を飛び越える着地が見れて非常に満足なミステリー作品でした。 シンデレラが名探偵で容疑者。もうこの字面だけで惹かれる物語でした。 主人公・シンデレラは口先が上手くて、屁理屈が上手い。そんな…

Butterfly World 最後の六日間

ミステリーとして霧に包まれたような起こる筈がない謎の殺人が起きて、その事件の解決までの筋道がなんと美しい。 丁寧に可能性を調べて、そして絞る。 最後の解決編での提示は読んでいて圧巻でした。 凝っている事件だが、実はあっさりとしているのは中々…

兇人邸の殺人

剣崎シリーズ第3巻。 今回はテーマパークで斑目機関によって生み出された首切り殺人鬼に追われながら、近くに潜む殺人犯にも気を配らなければならないという厳しい状況に。 何が何でもクローズドサークルを作ろうとする熱意が感じられました。 様々な方法で…

魔眼の匣の殺人

今回もクローズドサークルを作られていて、包囲方法は古典的とも言えるが、包囲されて起きる殺人の連鎖は特殊で、なぜ行ったのかが気になって仕方ないです。 必ず的中するという予言が閉じ込められた葉村、剣崎達に襲いかかる。 読んでいる読者からすれば予…

名探偵の証明 密室館殺人事件 文庫

前巻の屋敷の最後について、どう書かれているのか気になっていましたが、あまり言及されてなかった。 書くだけ野暮か… ただ、蜜柑が屋敷の影響を受けていたのでそういう事なんだろう。 蜜柑が名探偵としてのあり方に悩んでいるので語り手にならず、代わりに…

2021年 上半期に読んだおすすめのミステリー作品10選

今年の上半期に発売されて、おすすめのミステリー作品を紹介していきます。 どの作品もミステリーとして読み応えがあるのはもちろんですが、登場人物にも魅力がありました。 シリーズモノも数冊ありますが、1冊として面白いので気にせず読んでもらいたいです…

コンビニなしでは生きられない 文庫

ふと気になるタイトルをしていて、緩い感じのミステリーかと勝手に想像してましたが、物騒な事件から始まり良い意味で裏切られました。 どの話もコンビニだからこそ、起きる事件になっていてこだわりがあって良いです。 また、働いたことがなくても使うこと…

原因において自由な物語

タイトル、表紙から力が入ってる作品だと伺えますが、読み始めたら納得しました。 いじめに関して、取り上げている作品は色々あるが、今作は現実的に向き合っていて好感が持てる。 綺麗事で解決した気にならずに、倫理観を持つことを考えるきっかけを作った…

名探偵の証明 文庫

シリーズの続巻が文庫化されるので読み返しました。 改めて読んでも、名探偵の生き様を貫く屋敷の姿はかっこいい。 名探偵は常に犯人と対するが、その結果次第では一般人などに馬鹿にされたり警察から厄介者扱いを受けてしまうという、名探偵の負の部分に焦…

屍人荘の殺人 文庫

剣崎シリーズの始まりの1巻。 単行本既読で映画も鑑賞済み。シリーズの新刊が発売されるので読み返しました。 内容は大体は知っているから確認するようになってしまったが明智さんと葉村くんの関係は何度読んでも良い。 気になったのは、葉村くん、比留子の…

invert 城塚翡翠倒叙集

前巻のmediumが素晴らしいミステリーだったからこそ、期待値が高かったですがそれでも大胆な仕掛けを行ってきました! 頭の想像力を試すようなトリックで、読み終えた後は自分の至らなさに打ちひしがれました… 相沢先生の手のひらの上で転がされました。 な…

medium 霊媒探偵城塚翡翠

衝撃の一作となった今作の続きが出るということで読み返しました。 一度読んで仕掛けは知っているとはいえ、圧巻の先生への挑戦状ですね。 種と仕掛けを知った上で読み進めていくと、こんなにもヒントが提示されていたのかと驚くばかりです。なぜ一度目で気…

オー!ファーザー 文庫

父親が4人いるというぶっ飛んだ設定だが不思議と惹きつけられていきました。 どんな状況だよと思っていたが読み進めていくにつれて納得してしまう不思議。 個性豊かな父親達との生活は大変だが、息子である主人公・由紀夫が受け入れている理由が何となく分…

神様の罠

粒揃いのアンソロジーで1話1話読み心地が違くて、作家性を良く感じられる短編でした。 参加している作家さん達が有名な人ばかりで、読む前から期待が持てましたが、その通りに各話面白い捻り方をしているミステリーで惹きつけられます。 中でも好きだったの…

夏を取り戻す 文庫

単行本発売時から気になっていて、どんなミステリーかと思ったら、少年の成長と大人の後悔が混ざり合って成長と変化を生み出す素晴らしい小説でした。 もちろんミステリーとしても緻密な采配で伏線を伏せたり回収したりしていて、真相を追っていく過程を読…