羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

ミステリー

三月は深き紅の淵を 文庫

独特の雰囲気を持った作品でした。 三月は深き紅の淵をという誰が書いたのか、なぜ回収したのか分からない小説を鍵にした特殊な物語でした。 各話統一されることなく、三月は深き紅の淵をが存在していて1.2話読んだ時は軽く驚きました。一体、どういうことだ…

放課後レシピで謎解きを うつむきがちな探偵と駆け抜ける少女の秘密

青春ミステリーというので読みましたが、面白かった。 まず、主人公・結と友人・夏希の関係性が堪らん。内気な結は推理力はあるが前に出たがらない。夏希は感情のままに直進する。2人が互いの苦手を補い合って、自分ではなく相手の為に動いていく様子に胸を…

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

今回も面白かった。 文豪要素は薄めでヒットを飛ばした作家とそうでない作家の扱いの違いや作家によって変わる担当編集者の態度だったりを描いていて、読んでいて胸が痛むがこれが現実なのかと。 そこで李奈は凹んだりしながらも小説を書けば良いという方向…

夏のレプリカ

前巻の裏側の物語。萌絵の友人、杜萌にスポットが当たっていて、彼女の悩みには揺さぶられるものがありました。 萌絵も犀川先生に見せる顔ではなく、友人に見せる顔があり、それは珍しく見えました。 読み終えて、タイトルの意味と表紙の意味に連動して気づ…

幻惑の死と使途

マジシャンのマジック中に起きた不可思議な死のトリックを暴くために動く萌絵と達観している犀川先生。 萌絵の現実の事件への食いつき方は危ういを通り越している感じ。何度も犀川先生に助けられていて、鈍ってきているのか。 警察に関しても、萌絵に振り回…

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 文庫

手話が必要な人達を取り巻く環境がシビアに描かれていたので、読むと知らない知識がどんどん出てくるが、それはろう者を知る上では欠かせないことだと感じて、読んでいきました。 ろう者、聴者、障害のあるなしや障害の種類によって生き方が異なるのが切な…

希望が死んだ夜に 文庫

前から気にはなっていたが、重そうなタイトルだなと思ってたので読めませんでした。 だが、社会派ミステリも読まねばと思い、読みました。 正直、タイトル通りの結末にはかなり胸が締め付けられました。 貧困に苦しめられる少女・ネガとのぞみの2人が手を取…

まどろみ消去

S&Mシリーズ外では初の森博嗣先生の作品。 刊行順で読み進めていこうと思っていたので、今作を読みました。 短編集って、ある程度まとまりを意識してしまうものですが、今作はまったく意識してないんじゃないかと思ってしまうくらい、不思議な雰囲気の短編…

半落ち 文庫

凄い物語を読んだ。 そんな気持ちになりました。 1人の警察官がアルツハイマーを患った妻を殺した。自主的に事情を明かしていく中、決して語らない空白の二日間の行動が、警察官、検察官、記者、弁護人、裁判官、保安官などの様々な立場の人に影響を与えて…

夜叉沼事件 創元推理文庫

今回は身に危険が迫ったりしなさそうで、安心して読めました。 ミステリーと俊介、ジャンヌ、アキの変化を感じられるのが噛み合っていて、良い読み応えでした。バランスが取れていました。 野上さんが俊介に諭すところや、店長がアキを思って手配したりと大…

密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

作者の趣味全開の作風で、勢いと練られた密室トリックに惹かれました。 これほど、好き勝手に書きながらも読んでいて、嫌な気がせずに作品の世界観に入れました。 密室を解き明かさないことには犯人を突き止められない。結構無茶な設定で、密室殺人が増えて…

断罪のネバーモア

最初から、最後まで市川憂人先生の手のひらの上で転がされました。 なるほど!と怒涛の違和感回収の終盤のカタルシスは見事でした。 短編形式で、1話1話解決していくものですが、どこが違和感が残りながらの解決でしたが、意味があって、最後にひっくり返し…

五つの季節に探偵は

表紙の雰囲気、タイトルの意味、あらすじから主人公の業が気になったり、発売前から期待してましたが、期待以上の面白さでした。 ニュートラルな性格で生きていた少女・みどりが同級生から調査をお願いされることで、自分の中に眠っていた気になることを追…

そして誰も死ななかった 文庫 

単行本時から気になっていたが、読んでいなかった。 文庫化で手に取りました。 自分はそして誰もいなくなったが好きで、モチーフにしている作品も気になって読むようにしてますが、今作はとびきりのサプライズがありました! エログロ、不思議な伝聞、最初…

早朝始発の殺風景 文庫

青崎有吾先生の作品にハマって、初めて単行本で買った作品なのと内容が素晴らしいので思い入れのある作品です。 文庫書き足しがないですが、表紙が単行本の時と違い、惹かれました。 改めて読み返しても素晴らしい青春ミステリーでより好きになりました。 …

2021年 下半期 おすすめの新作ミステリー7選 新刊ミステリー10選

昨年、2021年下半期に読んだミステリー作品で新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。 まずは新作から。 Butterfly World 最後の六日間 作者:岡崎 琢磨 双葉社 Amazon ミステリーとして霧に包まれたような起こる筈がない謎の…

封印再度

今回は犀川先生と萌絵のイチャイチャの間に密室の事件が挟まれている感じがして、散らかっている構成だなと思いました。 ただ、密室としてはかなり惹かれるシチュエーションで真相が気になって仕方なかったです。 状況が複雑で、密室の作り方や犯人像を考え…

僕と先生 文庫

日常とミステリーの配分が絶妙で、日常の謎として読みやすいし謎にも頭を使うので読み応えがあります。 明るい物語と見せかけて、裏に潜む問題は割と重い内容なのは、上手いですね。 怪盗が登場するが、キャラクター性は良いが考え方ややっていることを軽く…

名探偵に甘美なる死を

特殊設定ミステリーとして、何構造にも重なりあっていて、真の結末までたどり着くまでの道のりが非常に困難なものになっていました。 だが、その中身はフェアなミステリーで頭を働かせて読み進めていくのに夢中になれました。 現実とVRゲーム空間を行き来し…

記憶の中の誘拐 赤い博物館

続編。 今回は緋色さんが自ら動いて事件の真相を突き詰めていたのは自分の過去から来ることなのだろうか。 真実が見えない中でもあっさりと真実に迫るヒントを掴む緋色さんの鋭さよ。 そのかわり、今回は聡が緋色さんの推理に振り回されるばかりで、残念で…

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

面白い! 李奈が成長していて、物語の始まりの頃のようなふわふわしている様子がなく、周りが躊躇いそうな状況でも真実を求めていく姿勢で聞き込みをしているのを見て、立派になったなと。 時折、弱音が見える時はあるけど着実に成長しているのが感じられて…

先生と僕 文庫

大学生と中学生の微笑ましい交流の日々… だけではなく、何気ない出来事の裏に潜む悪意。 見逃していてもおかしくはない悪事を見つけることでもあって、何気ない光景から犯罪を見つけ出すという作風が気に入りました。 最初から最後まで、命の危機というのは…

幻竜苑事件 創元推理文庫

小さな少女からの依頼から幕が上がる。 幻竜苑という旅館で起こる不可解な事件、昔起きた謎の失踪、今と過去が交差するミステリーでした。 犯人のトリックには驚いたし、動機に関してはゾッとするものがありました。 しかし、俊介の真っ直ぐな心が折れるこ…

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

発売当初から気になってはいたが、文豪が作品の要素に絡んでるということがちょっと躊躇いを生んでいたが、2巻が刊行されたので思い切って読んでみました。 たしかに文豪の書いた作品が参照されていましたが、物語を楽しむうえでは知らなくても問題ない範囲…

赤い博物館 文庫

大山誠一郎先生の作品で暫定で1番好きかも知れない。 いわゆる外しコースとも言える赤い博物館の館長・緋色と左遷された聡が共に未解決事件に迫っていく短編集。 凄い!全話面白かった。 長編より短編の方がまとまりやミステリとしての切れ味が鋭い感じがす…

ボトルネック 文庫

久しぶりに読み返しも、十分味わえる作品でした。 青春、ミステリー、SFを融合した作品。 パラレルワールドに行ったら大体ハッピーな終わりになるものだと思ってしまうが、今作は違う。嫌なまでに自分の至らなさを実感させられて、暗い方へ背中を押されてい…

コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

目を見て話せないを改題して文庫化。似鳥鶏先生の作品の中で1.2を争う好きな作品なので、是非読んで欲しいコミュ障青春ミステリーです。 主人公・藤村京はコミュ障で人と目を見て話せない。だが推理に長けている。 彼の1人ぼっちだった経験から来る語りや考…

犯人は僕だけが知っている

また、松村涼哉先生が名作を出してきたか。 毎回、テーマを決めて書いている作家さんだが、今回は様々な社会問題を取り入れてミステリーも入り組んでいたので、読み応えが抜群でした。 田舎が舞台に起きる失踪事件。その背景には家庭、部活、仕事があり、救…

密室は御手の中

阿津川先生かデビューしたきっかけと同じということと、密室、名探偵と助手の関係を掘り下げているとあっては読まずにはいられなかったです。 密室、名探偵と助手、このワードが好きな人には突き刺さるミステリーになっていました。二つの要素が好きな自分…

虚構推理 逆襲と敗北の日

刊行ペースが上がっていて嬉しい限り。 今回も虚構を作り上げるが嘘はついてない琴子の策略に感嘆しました。 夢虚ろな犯人に対して、厳しく現実を突きつけるのはスッキリしました。 珍しく、琴子と六花さんが手を組んで事件に当たったら犯人が可哀想に見え…