羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

ミステリー

自身が主張するものは正しいのか? 神とさざなみの密室

政治的な話と密室事件を組み合わせて、主張の強い作品でした。前半の政治についての両極端な2人を掘り下げて、中盤からその2人が極限状態に追い込まれるまでに振り落とされなかったら最後まで楽しめると思います。自分は政治の話はへー?と嫌に思わなかった…

研ぎ澄まされた衝撃作 僕が僕をやめる日

電撃文庫からメディアワークス文庫へ。15才のテロリストで衝撃的なインパクトを残した松村先生の新作。前作に続き、読むと衝撃を受ける作品になっています。人生に絶望して自殺しようとする主人公・立井は死ぬ寸前に高木という男に救われ、2人は秘密を共有し…

コミュ症探偵誕生 目を見て話せない

タイトルと表紙の主人公の通り、コミュ症の藤村が推理していく。人とコミュニケーションがとれないため、自分で動くしかないから頭を使い、謎を解いていく主人公像が新鮮に思えて、藤村を応援したくなります。コミュ症あるあるが胸が痛くなりました笑 作中で…

コーヒーカップに詰まった想い 珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛

シリーズ最新刊。既刊を読み終えてちょうどいいタイミングで発売してくれました。もう珈琲に関係ないのに驚かなくなってきたけど、寂しい。タレーランの事件だけど、解く場所が広がってきていて、そこは良い意味に捉えていけば良いかな。今回の謎はよく練ら…

時空旅行者の砂時計

本格ミステリと妻を救うためにタイムリープするという題材に惹かれ読みましたが、多少ん?と疑問になるところはありましたが、満足出来る作品でした。最初の物語の入りに躓きましたが、中盤から終盤にかけての畳み方が上手くて、物語に引き込まれました。主…

魔女と弁護士の正義とは やさしい魔女の救いかた

井上悠字先生の新作。魔法使いが現代にいたら、疑わしきは罰せずというか、魔法を使えない人から見ると疑いにかけられるから魔女裁判が起こるでしょう。ただ、魔女視点から見ると理不尽だよな。そんな理不尽さを説明しつつ、やさしい魔女・ティナが自分のポ…

ミステリが好きずぎる男 異世界の名探偵1 首なし姫殺人事件

異世界でミステリー?ということで、一体どんな話だろうと興味が湧く内容で、読みましたが、これが面白い。主人公の俺はミステリ好きを拗らせて、ろくな死に方をしなかった。しかし、ファンタジーの世界に転生して、その世界にない現代の知識を武器に成り上…

病弱探偵 謎は彼女の特効薬 文庫版

病弱少女・マイの唯一の楽しみは幼馴染・ゲンキが持ってくる謎を解く事。探偵とワトソンのような2人だが、思春期の男女ということで、ミステリーだけでなく、ラブコメとしても見れて楽しい。基本はゲンキの報告でマイは謎を解くから、ちょくちょく外すのはミ…

珈琲店タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように

連作短編仕掛けで、人間関係のドロドロした部分を垣間見える話でした。重たいところがありますが、時折見せる美星さんの可愛い嫉妬に癒されつつ、まだアオヤマと付き合ってないのか…と思う。源氏物語を深く知っていたらもっと楽しめたかもしれません。そして…

過去と今の名探偵 紅蓮館の殺人

最近、館のミステリーにハマりそうだったので、発売されたタイミングが良かったです。山中の館が舞台となっていて、外からは山火事、館の中には連続殺人鬼が潜んでいる。二つの脅威が迫ってくる中、主人公であるワトソン役・田所と友人でホームズの葛城が事…

様々な味 珈琲店タレーランの事件簿4 ブレイクは五種類のフレーバーで

短編集。いつもの黒い話は控え目で、どれも前に進める明るい話ばかりでした。読みやすくて、気楽に読めました。お得意の叙述も挟んであったり、美星さんの過去、シャルルについて、色々ありましたが、特に印象に残ってるのは、アオヤマが美星さんからもらっ…

人間の哀愁が漂う Iの悲劇

米澤穂信先生の新作は寂れた村の復興Iターンプロジェクト。死んだ村を復興させるために、移住民を集めるが、様々な問題が浮かびあがる。何から何までも甦り課に苦情がきて、対応していく。一章 近所付き合いの裏側二章 あっけない事実三章 善意が全て正しい…

珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは

今回は、コーヒーバリスタコンテスト。名誉ある大会に美星が参加することになり、アオヤマも付き添いで行く。ただ、表では分からなかった大会の裏側がドロドロした事情が混ざっており、すんなりといかない。純粋なコンテストとは離れていき、妨害行為が多発…

コールミー・バイ・ノーネーム

ゴミ捨て場に捨てられていた古橋琴葉を世次愛が見つけ、強烈に惹かれ合うところから始まる百合ミステリー。友達になるために愛は琴葉の本当の名前を見つける日々が始まる。その日常は今まで感じたことがないもので、恋人関係、好き、愛など不確定で宙ぶらり…

九度目の一八歳を迎えた君と

教室が、ひとりになるまでで作者を知り、新作を読みました。今作は静かにそして、淡々と重い事実浮かび上がってきていて、分かっていいのかと思いつつ、油断していたら本命が襲ってくる感じか。昔、恋をしていた少女が高校3年生を繰り返しているというのは気…

medium 霊媒探偵 城塚翡翠

相沢先生の最新作。発売前から好評で、読むのが楽しみでした。推理作家・香月、霊媒探偵・翡翠 2人が出会い、事件に挑み、解いていく。作者にしては、ヒロインがおとなしめだと思ったら、やっぱりね。と。2人が過ごしてきた日常、謎解きは最終話で炸裂する。…

誰も死なないミステリーを君に2

1巻から時間が空いたが無事に2巻が出てくれて嬉しいです。1巻で心を掴まれた僕としては待ち遠しかった。続巻が発表された時は舞い上がりましたよ。さて、内容としては、2巻は1巻に比べて、難易度が上がっているように思いました。死線は消えたり、また浮かん…

誰も死なないミステリーを君に

1年前に1回読んで、2巻が出るとのことで、読み返しました。なぜか頭から離れない魅力がある今作。寿命以外の死が見える少女・志緒がある少年・佐藤と協力し合い、死を防ぐというもの。アガサ・クリスティーの超有名作「そして誰もいなくなった」をもじって、…

死体埋め部の悔恨と青春

死体埋め部ってなんだと思ったら、言葉の通り死体を埋めるというもの。よくもこんな危ない題材を扱うものだと思ってたが、読み進めていくうちにハマってしまいました。様々な事情で依頼される死体。その死体の状況や情報から推理する真相。よく練られていた…

夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

タイトルと表紙だけで面白そうだと思ったら、その通りだった。劣悪な家庭環境で育った少年,江都は身体が金塊に変わる女性・弥子と出会う。この物語は始めから決まっていたのかなと読み終えたら思いました。どんどん、身体の一部が無くなっていく弥子に凹み…

掟上今日子の挑戦状 文庫版

今回はアリバイ、密室、ダイイングメッセージを題材にした中編一本、短編二本が収録。1話目のアリバイは犯人目線が多めだったけど、動機が予想の斜め上を狙ったもので、まんまと騙された。ぐぬぬ。2話目の密室はよくよく考えていくと分かったのかなと。ただ…

珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る

今回は美星さんの妹・美空が登場。美空は美星さんとは違い、明るい性格だった。でも似てないようで似ているのが仲良しさに繋がってるのではないか。美星、美空姉妹の秘密が明かされた。次はアオヤマの過去が知りたいです。2巻は1巻と比べて苦い謎が多かった…

いまさら翼と言われても

待望の文庫化。もう少し発表が遅かったら単行本を買ってました。今作を読むために氷菓から読み返しました。だから思った、古典部面々が未来へ歩き出す短編集だと。ただ、里志の掘り下げが少なかったな残念。「箱の中の欠落」里志と対象的に、古典部面々の中…

ジェリーフィッシュは凍らない 文庫

以前から気になってたが、文庫化したので読みました。帯に書いてある通り、「そして誰もいなくなった」の似ている風みたいだけど、詳しくは知らないけど、こんな感じかと思いました。また、模様作だとしても、小型飛行船を起きる謎は面白かったです。墜落事…

珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を

以前から気になっていたが、長らく手を出さずいたが、遂に読みました。黒髪ショートの女性のヒロインということで、落ち着いてるのかと思いきや、意外にも饒舌で、謎を解決するために動くので、ギャップがあり良いヒロインではないか。バリスタヒロイン・切…

雨の降る日は学校に行かない

自分が相沢沙呼先生の作品にハマったきっかけの作品です。久しぶりに読み返しましたが、改めて名作だと思いました。女子中学生達の悩みや苦しみが詰まった短編集で、1話1話の密度が凄いです。どの話も鬱になりそうな状況ながら、最後は救いに近づくのが素敵…

放課後の名探偵

高校生男女の多感な時期だからこそ、起きる事件。嫉妬や見栄、傲慢、そんな感情から起こる謎はどれも軽く感じて読みやすかった。だが、当のキャラ達は真面目に生きて、こんな事件を起きている。良い学園の謎でした。色々な話があるが、中でも「誰がGを入れた…

鬼とめおとの古物商 アンティークに思い出をこめて

電撃文庫でファンタジーな旅物語を書いてた著者がメディアワークス文庫に移って、何書くんだろうなと気になってました。ラジオ、ドールハウス、茶碗、一つ一つのものに宿る大切な想いをすくい上げて、その古物に縁がある人に届ける。実に素晴らしかった。物…

名探偵の証明

諸行無常。時代は常に移り変わっていく。かつて名探偵として名を馳せた屋敷啓次郎が自分の老いと戦い、そして名探偵の宿命に立ち向かう話。渋いおじさんが好きな人は絶対に読んでほしい。若い名探偵の蜜柑が持て囃される中、屋敷は過去の後悔と向き合い、答…

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

読書感想部を作るほど、作品の感想を書くのが好きなスガリさんが読書感想文を書くたびに、その感想が話の謎に繋がるのが作品の形。凄く面白かったです。スガリさんの独特な目の付け所の感想文やスガリさんのキャラ造形が物語を引っ張っていて、スガリさんの…