羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

掟上今日子の旅行記

掟上今日子の旅行記(文庫版) 忘却探偵(文庫版) (講談社文庫)

ページ数は少ないが、シチュエーションに長けているので最後まで惹きつけられるエピソードだった。

掟上今日子のパリ旅行。ただではいかないのがわかっていたが、今日子さんが探偵ではなく、怪盗に!? 記憶を失うことや身体に書いた文字を信じることを利用され、どうなることかと思ったが、意外などころをきっかけに、怪盗にやり返す今日子さん素晴らしい。

厄介も振り回されて、最後まで掻き回される事態が愉快でした。

 

エッフェル塔を見えなくした結末にはそう来るかと不意を突かれて、笑ってしまいました。

 

怪盗淑女を名乗る人物からパリ警視庁に届けられた犯行予告状。
エッフェル塔をいただきに参上致します」。
花の都を代表する名所を守るため、最速の探偵・掟上今日子が海を越えて招かれる。
だが、怪盗の真の狙いは、今日子さん自身にエッフェル塔を盗ませることで!?
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