羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2023年3月読んだ本とおすすめ作品

古典部シリーズの愛蔵版は良かったなぁ。

 

・おすすめ作品

愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓愚者のエンドロール

教室に雨は降らない

答えは市役所3階に 2020心の相談室

鬼人幻燈抄 (五)-明治編 徒花

掟上今日子の旅行記

エール 夕暮れサウスポー

我が家のヒミツ

九尾の猫〔新訳版〕

高校事変 13

嘘の世界で、忘れられない恋をした

ロスト・ケア

Another side of 辻村深月

 

 

 

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:12551
ナイス数:668

凍える島 (創元推理文庫)凍える島 (創元推理文庫)感想
うーんって感じ。どう受け止めたらいいのか。
読了日:03月31日 著者:近藤 史恵
青ノ果テ :花巻農芸高校地学部の夏 (新潮文庫 い 123-2 nex)青ノ果テ :花巻農芸高校地学部の夏 (新潮文庫 い 123-2 nex)感想
青春作品でありながら宮沢賢治要素があり、雰囲気が非常に良い。高校生の男女が自分の居場所、悩みを見つける為に旅に出る様子には眩しさがありました。青さを抱えながら前に進むのは良いことだなと。
読了日:03月31日 著者:伊与原 新
Another side of 辻村深月Another side of 辻村深月感想
辻村深月先生の作品が好きな人には是非手に取ってもらいたい1冊。作品の解説だったり、インタビュー、対談、様々な情報が詰まっていて素晴らしかったです。先生の作品へのスタンスも伝わってきて、痺れました。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/30/202312
読了日:03月29日 著者:辻村 深月
ロスト・ケア (光文社文庫)ロスト・ケア (光文社文庫)感想
映画観てから読んだので、違いがより感じられました。家族介護の限界、福祉の穴、生き地獄ともとれる現実を見せつけられました。司法、区役所などの安全圏にいる人達の傲慢さが炙り出されていました。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/04/01/210205
読了日:03月28日 著者:葉真中 顕
月下美人を待つ庭で:猫丸先輩の妄言 (創元推理文庫)月下美人を待つ庭で:猫丸先輩の妄言 (創元推理文庫)感想
表題作の仕組みが非常に良かった。
読了日:03月27日 著者:倉知 淳
かつて人だった貴方へ 2.次に出会う世界でも (オーバーラップ文庫)かつて人だった貴方へ 2.次に出会う世界でも (オーバーラップ文庫)感想
前巻から1年くらい経っていたので、厳しいだろうと思ってましたが完結です。しかし、シオンとアリスレインの人とモンスターの共存という形で締めくくられていたのは非常に良いです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/27/210932
読了日:03月27日 著者:紙木織々
嘘の世界で、忘れられない恋をした (メディアワークス文庫)嘘の世界で、忘れられない恋をした (メディアワークス文庫)感想
難病設定を上手く扱っていて、非常に心に来ました。作者のスタンスなんですが、作品の味付けが上手い。バランス感覚が良くないと陳腐になりそうなところがそうならないって言うのはかなり大きいです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/26/210137
読了日:03月26日 著者:一条 岬
高校事変 13 (角川文庫)高校事変 13 (角川文庫)感想
結衣から凛香へ繋がれた高校事変。結衣と比べると危なっかしいしクールではないが、新キャラの瑠那とのバディになっていて、流石の発想です。結衣の残像を追いかけてしまうが、凛香と瑠那の戦いを見ていきたいです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/25/202658
読了日:03月25日 著者:松岡 圭祐
たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説 (創元推理文庫)たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説 (創元推理文庫)感想
単行本発売時から気になっていました。昭和のその時代を生きていた作者だからこそ描ける雰囲気がありました。殺人の背景についてや、冒頭と終わりの繋がりにもグッとくるものかありました。
読了日:03月24日 著者:辻 真先
Aではない君と (講談社文庫)Aではない君と (講談社文庫)感想
犯罪を犯してしまった少年とその両親、被害者家族、それぞれの罪への向き合い方が描かれている。心を殺されるのと肉体的な死、どちらが悪いのか。など考えさせられました。
読了日:03月24日 著者:薬丸 岳
ダブル・ダブル〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ダブル・ダブル〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
見たて殺人でも犯人を誘導していくエラリイの動きは見事でした。犯人の動機に関してはそう繋がるのかという驚きとそこまでするかという気持ちごちゃ混ぜになった。まぁ、エラリイが元気そうでなにより。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/24/200054
読了日:03月23日 著者:エラリイ・クイーン
神様ゲーム (講談社文庫)神様ゲーム (講談社文庫)感想
小学生が登場人物の作品ながら、展開が重たい。最後の締めで頭の中が疑問で溢れるものだった。真相は一体…
読了日:03月22日 著者:麻耶 雄嵩
我が家のヒミツ (集英社文庫)我が家のヒミツ (集英社文庫)感想
穏やかな気持ちになれるシリーズ。秘密を持ちながら生きるのは普通に感じる。人は人、様々な考えを持つ人ばかりだからこそ、分かり合えない部分もあるし、分かり合えることもある。自分が経験しないと分からないものだな。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/04/03/210803
読了日:03月21日 著者:奥田 英朗
暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)感想
分かるような分からないような、話の広がりが壮大で読んでいて興味深い1冊でした。
読了日:03月21日 著者:國分 功一郎
夢をかなえるゾウ文庫版夢をかなえるゾウ文庫版感想
日々の積み重ねで変化していく。成長するために行動を変えていくしかない。後悔しないように、些細なことから始めていくしかない。
読了日:03月19日 著者:水野敬也
負けヒロインが多すぎる! (5) (ガガガ文庫)負けヒロインが多すぎる! (5) (ガガガ文庫)感想
今回も混沌としたラブコメ具合でした。妹の佳樹がずいぶんと魅力的な立ち回りをしていたなと。
読了日:03月18日 著者:雨森 たきび
エール 夕暮れサウスポー (講談社文庫)エール 夕暮れサウスポー (講談社文庫)感想
戦力外通告を受けた主人公が妻子持ちで、生活と現実に向き合っていく。社会人野球で働きながら、飯を食うのは並大抵ではなく、コロナも取り入れていて風刺的な作品になっていました。野球をする意味、自分がしていることを見つめ直していく物語でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/19/204644
読了日:03月18日 著者:朝倉 宏景
九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
連続殺人犯と対する警察官達。そこに協力するエラリイ。探偵としてのあり方に迷いがあるエラリイにとってはまたしても…な展開でしたが、発破をかけられて自分を取り戻すエラリイに安心しました。連続殺人犯の犯行の規則性、ミステリ的作りとして、読み終えたら非常に満足しました。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/21/195120
読了日:03月17日 著者:エラリイ・クイーン
掟上今日子の旅行記 (講談社文庫)掟上今日子の旅行記 (講談社文庫)感想
掟上今日子のパリ旅行。ただではいかないのがわかっていたが、今日子さんが探偵ではなく、怪盗に!? 厄介も振り回されて、最後まで掻き回される事態が愉快でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/17/194542
読了日:03月16日 著者:西尾 維新
鬼人幻燈抄 (五)-明治編 徒花 (双葉文庫 な 50-05)鬼人幻燈抄 (五)-明治編 徒花 (双葉文庫 な 50-05)感想
落ち着いた雰囲気になっていて、それだけ甚夜が年を重ねたということか。激しい戦いは少なく、移ろう時代と取り残される武士の心情が切ない。今と未来が交差するエピソードにはほっこりしました。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/15/204152
読了日:03月15日 著者:中西 モトオ
いつか、虹の向こうへ (角川文庫)いつか、虹の向こうへ (角川文庫)感想
様々な事情を持つ人達が同居生活を送っていたが、解散が近づいていた。そんな時に厄介な裏社会の事情に巻き込まれていく。最後までハラハラドキドキしましたが、しんみり締まるのは良かった。
読了日:03月15日 著者:伊岡 瞬
ツンドラモンスーン The cream of the notes 4 (講談社文庫)ツンドラモンスーン The cream of the notes 4 (講談社文庫)感想
要所で考えさせられる話があるのが良い。
読了日:03月14日 著者:森 博嗣
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)感想
研究者とは何か。この1冊に詰まっているようでした。俗世に振り回されずに、自分が掘り下げたい題材を徹底的に調べていく姿勢は素晴らしいと思いました。学びは大切だなと。最後の締め方には驚きました。
読了日:03月14日 著者:森 博嗣
答えは市役所3階に 2020心の相談室答えは市役所3階に 2020心の相談室感想
非常に読みやすくて、お悩み解決後の真相に驚かされました。区役所のカウンセラーに相談する人達の話さなかったことを推理して、組み立てるのが凄く良かった。全てを話さない相談者の心理を利用した作品でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/14/195806
読了日:03月12日 著者:辻堂 ゆめ
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)感想
青春、ミステリ、ファンタジー、文学、様々な要素を混ぜていて、少し把握するのに手こずりましたが、クライマックスの畳みかけは印象的でした。
読了日:03月10日 著者:四季 大雅
文身(祥伝社文庫い36-1) (祥伝社文庫 い 36-1)文身(祥伝社文庫い36-1) (祥伝社文庫 い 36-1)感想
壮絶な物語小説を読んだ気分です。人生を費やして、作家でいたのは重たいですが、引き込まれていきました。最後どう締めるか気になってましたが、そうなるのかとゾッとするものがありました。
読了日:03月10日 著者:岩井圭也
我が家の問題 (集英社文庫)我が家の問題 (集英社文庫)感想
タイトルの通り、家庭に潜む問題をテーマにしていました。ユーモアのおかげで気楽に読めますが、考えてみるとピンチと隣り合わせなのに気づき、ヒヤリとなります。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/12/194446
読了日:03月09日 著者:奥田 英朗
我もまたアルカディアにあり (ハヤカワ文庫JA)我もまたアルカディアにあり (ハヤカワ文庫JA)感想
世界観が非常に魅力的で、終末を生きる人達のスタンスが様々あるのが興味深かったです。文章やキャラ造形がなんか癖になる面白さがありました。どう生きるのか、人によって違うよなと。想像力、発想が良かったです。
読了日:03月08日 著者:江波光則
三つの名を持つ犬 〈新装版〉 (徳間文庫)三つの名を持つ犬 〈新装版〉 (徳間文庫)感想
テンポよく、人や犬が死んでしまうので感情が追いつく前に展開が進むので、物語を追うのに夢中になりました。構成が練られているので、最後の締め方にも納得しました。
読了日:03月06日 著者:近藤史恵
教室に雨は降らない (角川文庫)教室に雨は降らない (角川文庫)感想
小学校を舞台にした日常の謎。制限がかかりそうな設定ですが、上手く謎を作っていて、真相が気になる短編集でした。各話の落としどころや会話に、ちょっとした軽さがあって、好みでした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/11/201547
読了日:03月06日 著者:伊岡 瞬
円居挽のミステリ塾 (星海社新書)円居挽のミステリ塾 (星海社新書)感想
ミステリ作家達の創作に関する知識などを紹介していて、興味深く読めました。青崎先生、相沢先生は手堅く。斜線堂先生、日向先生、麻耶先生はインパクトがありました笑
読了日:03月04日 著者:円居 挽,青崎 有吾,斜線堂 有紀,日向 夏,相沢 沙呼,麻耶 雄嵩
愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール感想
素晴らしい1冊。氷菓愚者のエンドロール、プールサイドにて、クリスマスは箱の中、受賞のことば、エッセイ、古典部シリーズが好きな人は買って、読んで、保存して欲しい。何度でも読み返せるから。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/08/201226
読了日:03月04日 著者:米澤 穂信
ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫)ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫)感想
表題作が見事でした。
読了日:03月03日 著者:泡坂 妻夫
それからの僕にはマラソンがあった (ちくま文庫 ま-51-3)それからの僕にはマラソンがあった (ちくま文庫 ま-51-3)感想
なぜ、走るのか。人それぞれ理由は違うが、目的があれば考え方や行動も変わる。自分もマラソンを始めたばかりだが、共感する場所が多々ありました。
読了日:03月02日 著者:松浦 弥太郎
小説現代 2022年 10 月号小説現代 2022年 10 月号感想
城塚翡翠シリーズと凪良先生の作品が特に印象的でした。
読了日:03月02日 著者: 
小説あります (光文社文庫)小説あります (光文社文庫)感想
人は小説をなぜ読むのか。考えさせられる。
読了日:03月01日 著者:門井 慶喜

読書メーター