羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

エール 夕暮れサウスポー

エール 夕暮れサウスポー (講談社文庫)

 

戦力外通告を受けたプロ野球選手が主人公が で妻子持ち。生活と現実に向き合っていく。社会人野球で働きながら、飯を食うのは並大抵ではなく、コロナも取り入れていて風刺的な作品になっていました。

経営難や野球部の存在意義、恩師との別れ、世間の荒波に苛まれたりと散々な出来事ばかりですが、逆境で前を向いて出来ることをやっていくというのは簡単ではないなと。

野球をする意味、自分がしていることを見つめ直していく物語でした。

息子と母の関係も難しいところがあり、考えさせられるものがありました。

 

 

球団をクビになった元プロ野球投手・窪塚夏樹は、崖っぷちに立たされていた。
現役続行を目指すも、他球団から連絡は来ない。
ようやくかかってきた電話は、弱小社会人チームからの誘い。
野球を続けたい。でも、お金は? 家族は?
夢に向かってもがく全ての人に贈る応援歌!