幻冬社
シンプルに結末が気になる作品でした。 目が見えない、耳が聞こえない、話せない、障害を抱えた女性が地下に取り残されている。しかも時間制限がある。こんなスリリングな状況をどう切り抜けるのか気になって仕方ない。状況的にドローンで誘導するしかない上…
第二集。 今回はわりと心境の変化が忙しない印象でした。真面目な後輩に対してどう接しようか悩んたり、近所付き合いについて深く考えてみたり、はたまた合コンで知り合った相手とデートに行ったりと1巻に比べると濃い話が多かったです。 そしておかしな先…
朱音が空を飛ぶ。そこに至るまでの流れと空を飛んだ後の錯綜劇が男女6人の視点から描かれて。最後は朱音本人の視点から空を飛んだところまでを。読んでて重くのしかかってきて、各人物の描写が鬱屈したものでした。高校生の黒いものを深く深く掘り下げていて…
住野よる先生の新境地。今までは日常の中の非日常を書いてきた作者が、麦本三歩という女性の日常をただ書いているというのに興味を惹かれました。生きていくうちに感じる些細な悩みや嬉しいことばかりなので、ひたすら力を抜いて読めるのが今作の強みです。…