羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

小学館文庫

仮面幻双曲

ミステリとして、読み応え抜群の長編でした。大山先生は短編、中編のイメージが強かったですが、今作で長編もいけると魅せてくれた。 仮面を被った犯人を捜せという惹かれる設定で最初から最後まで釘付けにされました。 双子、入れ替わり、探偵、地元の有名…

ウズタマ

タイトルの意味が分からず、感動するという感想を知ってどういうことだと気になり、読みました。 家族の形はそれぞれで外からでは内面までは迫れないということですね。 自分の親のことを深く知ろうとしないものだと気付かされました。たしかに自分も親に聞…

タスキメシ 箱根

胸を熱くさせる駅伝小説でした。 選手を支える栄養士と現役の部員の視点を交互に織り交ぜて、箱根駅伝に出場して、目標を目指すのかを描いていて、どちらの立場を知っているからこそ、故障や襷などの事態には胸が苦しくなりました。 駅伝に出たことがない、…

小説王

ドラマが今月から放送されるということで、読みました。結果的にめちゃくちゃ面白くて、ドラマを見る前に読んで良かったなと。作家・編集者を軸に話は回っていて、小説を生み出す大変さ、小説を売り出す難しさが深く掘り下げられていてた。電子書籍やスマホ…

クロスゲーム①

クロスゲーム (1) (小学館文庫 あI 95)作者: あだち充出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/08/08メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 小学生の時、自分に影響を与えた偉大な作品。野球と青春が合わさる名作。ここから始まった、小学生の時は最初の方…