良さそうな作品だなと発売を楽しみにしてました。楽しく読めつつ、シリアスも良い塩梅で混ぜられていて、満足です!
ラノベとしても、ミステリとしても、バランスが良く読めました。
主人公・天内が冷堂と出会い、事件に遭遇していく形で進んでいきます。
2人の絡みは小気味良く青春が感じられつつも、事件に巻き込まれていくことで緊迫感も生まれていました。
2人以外の登場人物の味付けも独特で、好きだなと思いました。
天内と冷堂の能力の種類や背景が上手く物語に組み込まれているし、ミステリとして惹かれるシチュエーションばかりで、最後まで引っ張られました。
青春、ミステリ、異能が混ぜ合わせることで、様々な角度から楽しめられます。
ミステリとして、軽さは感じるがそれは良い方向にいってるかな。
次巻以降の展開が楽しみな作品ですね!
GA文庫大賞《銀賞》受賞!
私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん。
七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、クラスメイトが殺された。密室殺人だった。
「私達で事件を解決しましょう、天内くん」
「まるでミステリ小説の名探偵みたいだな」廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。
そして冷堂も殺された――はずだった。誰にも解かれることのない究極の密室で。
「私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん」不死探偵と“普通”の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕!
事件の真相に迫る時、君と最後の××をする。