羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ヴァンプドッグは叫ばない

ヴァンプドッグは叫ばない

うわー、そう来るか!と驚かされる1冊。というかマリア&漣シリーズは毎回そう。

 

今回は現代設定で吸血鬼が登場してきて、いるわけないのに状況設定からいるとしか思えなくなってしまう。摩訶不思議な殺人、脱走した殺人鬼、緊迫感ある展開で最後の最後まで好奇心が鷲掴みされました。一体何が起きてるのか予測不能な圧巻のミステリでした。

犯人の背景が切なくてやるせないのが、また良い。世界は異物に対して厳しいかもしれないが、近くにいた頼りになる人を見逃してはいけない。

 

ファンタジーみたいな状況を科学アプローチで真相に辿り着くのが好きだな。種明かしまでの流れがじっくりな分、読み終えた後の満足度が違いますね。

頭を使って、読みましたが犯人は当てられそうになかったです笑

 

A国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。遠く離れたA州で襲撃犯一味の車が乗り捨てられており、マリアと漣は州都フェニックス市へ向かう。警察と軍の検問や巡回が行われる市内。だがその真の理由は、研究所から脱走した、20年前に連続殺人を犯した男〈ヴァンプドッグ〉を捕らえるためだった。驚愕しつつもマリア達は捜査を始めるが、次々と脱走犯の過去の手口と同様の無差別殺人が起きてしまう。一方、フェニックス市内の隠れ家に潜伏していた襲撃犯五人は、厳重な警戒態勢のため身動きを取れずにいたが、仲間の一人が密室状態の邸内で殺されて…!? 厳戒態勢が敷かれた都市と、密室状態の家。二重の密室をくぐり抜け殺人を繰り返す、殺人鬼〈ヴァンプドッグ〉の正体とは? 名刑事・マリアと漣が挑む史上最大の難事件! 大人気本格ミステリシリーズ第5弾。