羽休みに娯楽を

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ボーンヤードは語らない

ボーンヤードは語らない 〈マリア&漣〉シリーズ

 

マリア&漣シリーズ初となる短編集。

 

ジョン、漣、マリアの過去が明らかになる短編集で、どの話もスポットが当たる人物の掘り下げが抜群に上手いうえにミステリーとしても短編という制約がありながら凝ったというか、そこを突くかと唸るばかりで1話1話噛み締めるように読みました。

どの話も寂しさが残る、何とも言えない複雑な気持ちになってしまうがそれでも前を向いていくマリア達に勇気を貰えました。

 

マリアを掘り下げているレッドデビルは知らないはミステリーとしてもそうだが、マリアの過去を知るとともに、世の中で傷ついた人を強引にでも救おうと決意するまでに至るまでが苦くて痛くて苦しいが引き込まれてしまう。

マリアがどうして事件で突っ走ってしまうのかが分かって、納得しました。

 

マリアと漣の初顔合わせの事件ではこれが読みたかったとなる素晴らしいもので、よりマリア&漣シリーズが好きになりました。

互いに主張をぶつけ合いながらも、良い部分を認め合えているからこそ関係が良好なんだなと。

マリアと漣が補い合いながら事件を解決していく姿を楽しみになる、良い出会いの話でした。

 

これからのマリア&漣シリーズが楽しみです。

 

今度こそ傷ついた誰かを救えるように、わたしたちは警察官になった。
空軍基地での変死事件や雪密室、雨の夜の墜落事件の謎、
そして不可能犯罪に挑むマリアと漣の“始まりの事件"とは
ジェリーフィッシュは凍らない』に連なるシリーズ第四弾は、短編集!

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。ジョン少佐は、士官候補生時代のある後悔の念から、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。マリアたちは快諾するが、その陰には、ふたりの抱えるそれぞれの過去――若き日に対峙した事件への、苦い後悔があった。高校生の漣が遭遇した、雪密室の殺人。少女時代のマリアが挑んだ、ハイスクールの生徒たちを襲った悲劇。そして、過去の後悔から刑事となったマリアと漣がバディを組んだ、"始まりの事件"とは? 大人気シリーズ第4弾は、主要キャラクターたちの過去を描いた初の短編集!