今年の上半期に発売されて、おすすめのミステリー作品を紹介していきます。
どの作品もミステリーとして読み応えがあるのはもちろんですが、登場人物にも魅力がありました。
シリーズモノも数冊ありますが、1冊として面白いので気にせず読んでもらいたいです。
個人的に好きだったのは人喰いテレビと音楽は凶器じゃないのトリックはまさにそう来るか!と言わずにはいられないトリッキーなものが仕掛けられていて、真相が明らかになってからの余韻は堪らなく好きです。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/01/31/210000
帯に書いてある通り本格ラブコメと本格ミステリを織り混ぜられていて、1冊で甘々の喧嘩っぷるみたいな関係としっかり突き詰められている謎の過程が楽しめて、お得な作品でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/02/18/210000
謎としては複雑に絡まっている葛城家の裏側やトリックが重なりあっていて、解くのが非常に難しいと思いました。
犯人が行っていた工作や誘導が非常に巧みでさっぱり分かりませんでした。だからこそ、犯人を炙り出していく葛城の対話や仕掛けには納得のいくものがあり、スッキリしました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/02/16/210000
ミスリードを誘うものだったり、情報が不足している状況から徐々に真相に近づいていく緊迫感があり、気になって仕方ない展開になっていました。
語り手で探偵役の鹿野の謎に対する嗅覚、調査が優れていて、だからこそ混乱する真相に意をつかれるような気持ちでした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/02/24/210000
登場人物達が迷って生きているが、自分の幸せを掴むために選択をして生きて行こうと前向きになっていくのは素晴らしかったです!
人の弱さや脆さを描いていたからこそ、1話1話が深く突き刺さってきました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/06/210000
目次から仕掛けられていて、高校生達のミステリー作品だよな?と疑うようなもので笑いました。また、葉山くんの柳瀬さんへの気持ちを伝えるために葛藤したり諦めそうになりながらも友人に救われて向き合えるようになって良かったです。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/11/211500
バトル、逃亡、ミステリー、悲劇、様々な要素がてんこ盛りのシリーズ第3巻で、久しぶりの続巻は中々のボリュームがあり、驚きましたが読み終えてみたら必要な分量だったなと思いました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/04/17/213000
骨太な歴史ミステリーで、1話1話の真相に至るまでの難しさと解いた後に残される現実がとことん突き詰められていて、素晴らしいです。
なぜ、事件が起きたのかというのと解けた後にも油断ならない事情が見えて、各話に重みがありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/03/210000
タイムリープの繰り返しの特殊設定に悩む主人公・菜月の心情が綿密に描かれているからこそ周りの人達と距離を置いて悩む気持ちに感情移入しやすくなっていました。
周りに信じてもらえずに気持ちに蓋をしていた主人公・菜月が悩んだり迷ったりしながらもクラスメイトの死を回避するため奔走する姿に釘付けにされます。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/01/210000
ジョン、漣、マリアの過去が明らかになる短編集で、どの話もスポットが当たる人物の掘り下げが抜群に上手いうえにミステリーとしても短編という制約がありながら凝ったというか、そこを突くかと唸るばかりで1話1話噛み締めるように読みました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/21/210000