羽休みに娯楽を

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密室から黒猫を取り出す方法 文庫版

密室から黒猫を取り出す方法 (名探偵音野順の事件簿) (創元推理文庫)

 

音野順シリーズ2巻。

今回もまたバリエーション豊富なトリックの数々に驚かされました。

表題作はシチュエーションは好きですが、真相はちょっと都合の良さが気になってしまいました。

個人的に好きだったのは人喰いテレビと音楽は凶器じゃないのトリックはまさにそう来るか!と言わずにはいられないトリッキーなものが仕掛けられていて、真相が明らかになってからの余韻は堪らなく好きです。

人喰いテレビはそういう発想があるのかとワクワクしましたし、音楽は凶器じゃないはトリックも意表を突かれましたが、真相が分かった後の現実に引き戻されるスリルが素晴らしいです。

 

トリックや謎としてだけでなく音野順の探偵としてのあり方を上手く使った、停電から夜明けまでは種明かしで唖然となりました。

動かないし話さないのに犯人を示すというのはハッタリではなく実現させるのは恐ろしいですね…

 

 

青崎有吾先生の解説も素晴らしかったです。

 

 

密室殺人を企てる犯人の前に一匹の黒猫が現れた。あろうことかその猫は、今まさに密室にならんとする部屋に入り込んでしまい……。思わぬ闖入者に翻弄される犯人だが、さらに猫探しに訪れた探偵も現れる! 完全犯罪を目論む犯人の焦燥を描いた表題作をはじめ、音楽室で起こった犯人と凶器が消失した殺人事件を解き明かす「音楽は凶器じゃない」など気弱で引きこもりがちな名探偵・音野順の五つの活躍を収めた短編集、シリーズ第二弾!