羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ストライクフォール3

ストライクフォール3 (ガガガ文庫)

 

雄星が1軍へ昇格して自分が犯した罪を自覚しつつ、周りの一流に触れて成長していて良かったです。

1軍の選手達も迷惑をかけられていたから、厳しい態度は仕方ないが、実力を示せば許すというのはスポーツマンらしくて良いですね。

 

今まで雄星を励ましたりしていた無邪気なアデーレが自分の肌に合わないリーダーを任されるようになり、壁にぶつかり心が折れそうになりながらも雄星と支え合っている関係は熱いです。ただ、雄星の女性関係は複雑になっていきそうですが笑 

 

環が動き出して、雄星とは違う立ち位置から支援していて、それがどのように影響していくのかは未知ですが、やり手な彼女の活躍が楽しみです。

 

ストライクフォールの政治的な負の面が見えても、スポーツという希望の光として支持されるときもある。難しいけど、良い方向に進んでいくと良いなと。

 

架空のスポーツなのに、読んでたら本当にあるんじゃないかと錯覚する物語の世界感が堪らない。この作品が持つ面白さは本物だ。

 

シーズンオフを迎え、雄星はシルバーハンズの一軍強化キャンプに参加を許される。憧れの存在たちに厳しい言葉で叱咤される日々。だが、決して隔意だけではない“一軍の矜恃”に触れ、雄星はプロとしての生き様をその身で学んでいく。そんななか、紅白戦でリーダー機をつとめたアデーレが、第一リーダー機のケイトリンを撃破してしまい…?いま、波乱の新シーズンが幕を開けようとしていた―。“王の御手”を持つ黒騎士もついに復活!?ますます熱く加速するスペースグラフィティ、騒然の第3弾!