2022年下半期に読んだ文芸作品のおすすめを紹介していきます。
全体的に重めですが、読み終えた後は新たな気持ちと出会う感覚がある作品ばかりです。
・おすすめ作品
汝、星のごとく
付き添うひと
傲慢と善良
ペンギンは空を見上げる
君といた日の続き
死にがいを求めて生きているの
光のとこにいてね
嘘つきなふたり
タスキメシ 箱根
凜として弓を引く 青雲篇
そんなつもりじゃなかったのに…
互いに道を歩きながらも想いあっているのに、隣にはいない切なさは辛かった。
時の経過は残酷な程に試練を与えていく。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/08/04/210000
少年犯罪を取り扱う付添人という職業を扱っていて、子供達とその友人、家族の距離感や問題を描いていて、各話に登場する悩める人達の心からの叫びを大切にしているのが印象的でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/09/23/210000
最初は男女のもつれか?と始まりましたが、徐々に失踪した真実と真実の婚約者である架の過去や恋愛観、人生を追っていくうちに浮かび上がってくる傲慢さに怖くなりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/09/08/210000
思春期の葛藤と成長、そして希望が詰まっていて、心に響く成長物語になっていました。
心洗われるとはこのことか。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/09/19/210000
心が洗われて、下を向いたままではいられなくなります。最愛の娘が亡くなり、妻とは離婚。絶望していた主人公がある日、過去から飛んできた小さな少女・ちぃ子と出会う。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/10/20/210000
ゆとり教育、誰かと比較するのではなく自分らしさを、生きがい、やりがい、時代の流れによって変わらざるを得ない世の流れに翻弄される若者の胸中を掘り下げている。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/10/25/210000
少女と少女、家庭に振り回される少女2人が心を寄せ合い、離れて、また出会い、離れる。ままならない人生を描いていて、最後に掴んだ光には切なさと暖かさがありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/11/08/210000
ミステリ要素がありつつも、悩みを抱えている女性2人が殻を破る成長小説。
正しさでは拭えない不幸があり、それを分かち合えた2人の嘘つきに幸あれ。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/11/12/210000
選手を支える栄養士と現役の部員の視点を交互に織り交ぜて、箱根駅伝に出場して、目標を目指すのかを描いていて、どちらの立場を知っているからこそ、故障や襷などの事態には胸が苦しくなりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/11/05/210000
ギスギスといっても暴力とかイジメではなく、部員同士の精神的未熟さや視野の狭さから、上手く噛み合ってない感じが微笑ましくて堪らない。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/10/15/210000