羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

アンと愛情

アンと愛情 和菓子のアン (光文社文庫)

めちゃくちゃ良かった〜!

大好きなシリーズです。アンちゃんが順調に成長しているのが分かるが、壁にもぶち当たる。だけど乗り越えていく姿勢が魅力的です。

和菓子のネタやデパートの不思議を混ぜて、人の思い込みや言葉の良さと難しさを表していて、勉強になる。そして、視野が広がるような知識と優しさがあって、読んでいて満腹感があります。デザート描写も良い。お腹空いて堪らない。

別れもあり驚いたが、人生を描くなら避けられない。益々魅力的なシリーズになってきました。

 

喜んだり、凹んだり、立ち上がったり、アンちゃんの成長をもっともっと見ていたいです。

 

成人式を迎えても、大人になった実感のわかないアンちゃん。同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込んだり、金沢で素晴らしいお菓子に出合って目を輝かせたり。まだまだアンちゃんの学びの日々は続きます。
これからもそんな日常が――と思いきや、えっ、大好きな椿店長が!?
和菓子に込められた様々な想いや謎に迫る、美味しいお仕事ミステリー第三弾。