ヒートの続き。甲本とのデッドヒートを制した山城に待っていたのは故障だった。天才、才能溢れる彼だからこそ無縁だったリハビリや調整に苦労するのは無理ない。走れて当たり前だった生活から一変して、故障に苛まれ苦悩する様子は歯痒い。そんな時に所属チームも解散、走れない。引退が頭をチラついてくるのが辛い。そこに、チームIで登場していた浦や周りの人達が山城を支えていくのが描かれている。
なんだかんだで山城を支えたくなる気持ちは正直無理矢理なところはありますが、これ読んだら山城を嫌いになれそうにない。
意外と指導者に向いてるのは驚きました。
箱根を共に走った男たちが集結!
疾走感満点の傑作駅伝小説ベルリンマラソン優勝、マラソン日本記録を持ち「陸上界の至宝」といわれる山城悟は、
怪我と所属チームの解散危機で、引退の瀬戸際にいた。
傲慢な性格の山城に、かつて箱根駅伝を学連選抜チームとして共に走った仲間たちが
サポートを申し出るが、果たして彼は再起できるのか?
熱き男たちの友情、葛藤、そして手に汗握る駅伝レースの行方は?
スポーツ小説の金字塔『チーム』7年後の物語。「『キング』『チーム』『ヒート』と連なる、
私のマラソン・駅伝小説の現時点での到達点です」――著者解説/麻木久仁子