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痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった2

痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった2 (GA文庫)


高校2年生の夏は進路で頭が痛くなる時期ですが、そこに恋愛のもつれが加わるとさらに大変なことに。

主人公・椋が鈍感という言葉だけで表せないくらい地雷を踏み歩いてるのに違和感があるが、そこは…ね。

幼馴染の姫奈がかなり攻めの姿勢だった、だが椋の方が覚悟が出来ていないのは残念。

椋に告白して振られた鳥越や元カノの篠原が悶々とした心情は良かったです。


嫉妬や劣等感など、青春のままならないことが描かれているが前に進んでいくのが良いですね。

だが、最後に落とされた爆弾がどのような影響を与えていくのか、関係が拗れていきそうです。


(あらすじ)

高校二年生の春。満員電車で困っている幼馴染の伏見姫奈を助けたことをきっかけに、疎遠になっていたはずの彼女との関係を再び歩み始めた高森諒。 
「くっついちゃったね」 
この件をきっかけに、学校でS級美少女として認められる姫奈にアプローチされる諒だが、どうやらそんな彼女の積極的な行動に気づいていないようで……? 
「……わたしは、まだ、片想い」? 
さらに加速していく姫奈からの積極的な想いと、その気持ちに薄々と気づき始める諒――幼馴染とのすれ違いの様に歯がゆくてもどかしく感じる、ため息が漏れるほどの甘い物語、第2弾。