あらすじから察してはいたが最終巻でした。
天神が憧れの作家だと星花にバレてしまったがあっさり流されて、あれ〜となったがそうでしたか。星花はアホキャラですが傷つきますよね。星花をどう捉えているのか天神と他の人達で差が出ていて、なぜ天神は星花に隠したがっていたのか、天神と星花の本音が描かれていて物語としては納得いく最後でした。
天神が教え子に対しての気持ちや星花への気持ちがハッキリ見えたのでめでたしめでたし。
塾講師として教えたり、作家として指南したり、様々な面を見せていたが関わった娘達からも教えてもらったり受け取っていたんだなと思うと天神が妬ましいですけど良いなと思いました。
最終的に作家として、塾講師として、自分が生きていく道を決められた天神は素晴らしいですね。
毎巻、笑いやシリアスを織り交ぜて展開も簡単には見えない様に工夫されている作品で好きなシリーズでした。
ついに星花に秘密がバレてしまった天神。だが、そんなことはお構いなしに、小学生たちの受験戦争が始まった。予想外の合否の報に接する天神だったが、その周囲に不穏なオンナの気配が現れて―?「ててて、天神先生のカノジョ!?」「ヤヤたちは二股をかけられていた?」…なわけないだろ。いつものくだらない修羅場は、しかし、いつもと少し違う。星花は芸能界入り間近で、冬燕は将来に目を向けて、ヤヤは海外案件を検討している。巣立ちの時は近く、だれもが変わらなければいけない。あらゆる物事には始まりと終わりが用意され、天神は星花に対してひとつの答えを告げることになる。―これは、子どもが大人になる物語。