羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10 (MF文庫J)

2年生編も大詰めの3学期。

最初の試験から退学者を想定する試験になっていて、ピリピリした空気が漂っている。それで緊迫感が生まれていました。

もう2年生だから、登場人物に愛着が湧いてきてしまうから辛いものがあった。

 

坂柳、堀北、一ノ瀬、龍園、それぞれのリーダー視点で見れたのは嬉しいし、それぞれの欠点が見えたものの、らしさも見えた。バランス良い構図だった。

今まで強キャラだった坂柳の思わぬ脆さには彼女の人間味が感じられました。

堀北は周りの声を拾えたり、まとめられたりと成長しつつ、ちょっとした隙が残っているのはらしいな。

一ノ瀬は恋してはいけないタイプだったかーと苦笑 そうなってしまうともう戻れないかなと思ってしまう。

龍園は良くも悪くもやり方が変わらない。どこまで通用するか。

 

今回暗躍していた彼はどうなるか気になる笑

 

清隆が目指す行動の先をそろそろ知りたくなりました。

クラス移籍がどこになるのか、それとも移籍しないのか。

今回改めて思ったけど、清隆の敵がいないな。

ただ、現代のカルチャークイズで退学の危機だったのは笑いました。

 

個人的に気になったのは須藤の不調フラグをどう回収するのか気になります。

 

3学期最初の試験は4クラスの攻防戦『生存と脱落の特別試験』!

冬休みが終わり高度育成高校の3学期が始まった。直後に告知された『生存と脱落の特別試験』。4クラスがジャンル別課題を対戦クラスにぶつける攻防戦で、さらに1位以外はクラスポイントが減少する、まさに生き残り戦。
「やっぱり、簡単には相手も乗ってくれないわよね……」
「どういうつもりかな? 弁明があるなら聞こうか」
「彼の背中を誰より近くで見ているのですから、それくらいは成長して下さいますよね」
「ギャンブルってのは良いもんだなぁ。適当にサイコロを振ってみるもんだ」
「ダメ……それは悪い手……」
大人気学園黙示録、過酷な3学期の幕が開く!