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ひげを剃る。そして女子高生を拾う。2

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。2【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

 

後藤さんに振られたことから始まった吉田と沙優の物語だが、肝心の後藤さんがなぜ吉田を振ったのかが明らかに。

ただ、後藤さんの言い分に納得はいかなかったが、吉田が素直に自分の気持ちを吐いて、筋を通すように突きつけたからある程度納得のいく落としどころかなと。

後藤さんも事情を知り、沙優と会うことになり、どうなるかと思ったが沙優の気持ちに寄り添いつつ、現実を突きつけて、沙優の悩みも少しは晴れたんじゃないかと。

 

そして、沙優の昔を知る男・矢口の登場で沙優の古傷が浮かび上がり、吉田の考えの甘い部分も見えて来て、2人が目を逸らしていた同居生活の問題点と向き合うことに。

もがき苦しみながらも今と向き合い、未来へ目を向けた2人は良かったです。

矢口の言い分は全て否定するわけではないが、お前が言うのか感はありました。

あさみが矢口にビシッと駄目なところは駄目だと突きつけるシーンは最高でした。

沙優とあさみの悩める友達同士、支え合う関係が素晴らしいです。

 

後藤さん、三島、あさみ、橋本、周りにいる人達が本当に良い人達だなと。

 

 

 

ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から“お願い”を切り出される。「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって!…え、いいの?」遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われて―「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。